福岡は7月1日から「博多祇園山笠」が開催されている。博多を中心に、福岡市内は
飾り山が勇壮な姿を披露しているが、この飾り山は1基を除いて動かない。魅せるた
めの山だ。山笠最終日の7月15日まで動くことはない。
【博多祇園山笠・飾り山笠】「六番中洲流&風景」2019令和元年
しかし、7月10日の流舁きから舁山が動き出す。1t前後の舁山を舁いて(担いで)
定められたコースを練り歩くのではなく、疾走する。山は一度動くと、11日の朝山、
他流舁き、12日の追山ならし、13日の集団山見せ、14日の流舁きと走り続け、
15日早朝の追山を迎える。
博多祇園山笠の見所は、絢爛豪華な飾り山と、勇壮な舁山が疾走する姿だけではなく、
「静」から「動」への移り変わり、そして、追い山が終了した後に櫛田神社で舞われ
る「鎮めの能」によって、急速に「静」に戻る情景だ。私はこの能が大好きだ。
荒ぶる神様に捧げる「鎮めの能」 博多祇園山笠2016 @櫛田神社
そしてそれが終われば、今年は7月20日になるが、北海道芦別市の健夏祭りで行われ
る「健夏山笠」での追い山が行われる。博多には、博多祇園山笠が終わってから北海道
へ飛び、この健夏山笠に参加する人もいる。
この二つの祇園山笠の開催期間は、参議院議員選挙期間中である。そう!「山は動く!」
力を合せれば、山は動く! この21日、絶対に山を動かそう!
今日は、中国地方を中心に大きな被害を出した西日本豪雨の発生から1年を迎えた。
お亡くなりになった方のご冥福をお祈りするとともに、避難生活を続けていらっしゃ
る皆様へ、御見舞いを申し上げたい。
本当に近年は50年に1度と言うレベルの大雨が降り、大規模な水害が毎年のように
日本各地で発生している中、つい先日は鹿児島、宮崎、熊本を中心に、1ヶ月の2倍
以上の降水量を数日で記録する大雨が降り、土砂崩れで2名の方が亡くなられた。
鹿児島市内では全域に亘って避難勧告や避難指示が発令されていたのだが・・・後か
ら判明した事は、実際に避難した人は、対象者の僅か0.6%だった。いったい何を考え
ているのか?と、のほほんとしていた人を非難ばかりはしていられない。
実際に避難所へ出向いてみると、崖の近くであったり、他の避難者で一杯であったり
という状況に遭遇し、あきらめて帰宅した人もいる。これは行政側の不備があった事
の表れでもある。しかも、避難所によっては毛布なども持ち込みが必要だった。
これ、関東豪雨や九州北部豪雨、西日本豪雨でご家族を亡くされた方は、怒りを覚え
るよね?なぜ真面目に避難しないの?なぜ自分の命を軽んじるの?自分の親兄弟や子
供が遺した教訓を、なぜ活かしてくれないの?と・・・
避難勧告や避難指示が発令されていても、非難もしなかったから災害で命を落とした
ら、今迄の豪雨災害で亡くなった犠牲者のご遺族は、「こいつらバカだなぁ」では済
まないと思う。ご遺族は本当に悔やんでいるのだから・・・
大手新聞社やテレビ局、通信社は早くも参議院選挙の結果を予想し始めている。単なる
予想ではなく、各社それぞれの取材結果やデータに基づいての物だけに、正確性は高い
そして、その多くの結果が、「自民党の議席増と与党の過半数獲得」、「改憲勢力の
2/3確保は困難」というものだ。
皆さんにお伺いしたい。確かに民主党政権の政権運営はボロボロだった。東日本大震災
への対応も酷かった。消費税増税も公約になかった。2大政党の1つとして一枚岩にな
れず、簡単に分解してしまった。確かに信頼はできない。野党支持者でも鳩山由紀夫や
管直人は大嫌いだろう。しかし、例え消去法であっても今、自民党を選ぶ理由は何か?
過去も現在も国民の事を無視し、自己の利益に走る安倍内閣、都合の悪いことは改竄し、
隠ぺいし、無かった事にし、追及されない様に議会さえ開催しない。質問には論点をず
らしてまともな回答はしない。そんな安倍晋三が総裁を務める今の自由民主党は自由民
主党ではない。比例区の投票用紙に自民党と書けば「勝手独裁党」と書くのと同じ!
何度も書くが、参議院議員選挙は政権選択選挙ではない。ここで自民党が負けても、野
党が政権を取る事は出来ないが、安倍政権を倒すことはできる。自民党を勝手独裁党か
ら取り返すためにも、本来の自民党支持者も、無党派層にも、野党に投票して欲しい。
自民党に投票しても、改憲勢力の2/3は困難なので、それを目指しても無駄だろう。
2012年の九州北部豪雨に続く、2度目の九州北部豪雨から今日で2年です。被災地では
亡くなれた方の慰霊祭も行われました。改めまして亡くなられた方のご冥福をお祈り
するとともに、被災者の皆様へお見舞いを申し上げます。そして、明日は西日本豪雨
から1年となります。
一昨年の九州北部豪雨では、沢山の皆さんがご家族やお住まいなど、大切なものを失
いました。お住まいを失った方は、その後仮設住宅などに生活の場を移し、力を合わせ
て助け合いながら2年間を過ごしてきました。その間、多くのボランティアの方にも助
けられ、新しい人間関係も構築された事だと思います。
しかし、災害発生から2年を迎えて、仮設住宅の入居期限が迫っています。仮設住宅の
入居期限は原則2年、その間、自力で家を再建できた人、親戚の家に身を寄せている人
などいらっしゃいますが、未だに自宅再建の目途が立っていない方も大勢いらっしゃい
ます。福岡県に仮設住宅入居期限の延期を求めていますが、回答はNOです。
ですが、国や自治体の復興はどうでしょう?仮設住宅にいて、地元に戻って家を建てた
い被災者にきちんと対応しているでしょうか?河川改修と護岸工事を行い、砂防ダムの
建設などの安全対策を行えば、元の場所に住居を構えるつもりの被災者もいる筈です。
しかし、現状は未だに復興半ば・・・
被災者は原則通り2年で追いだす癖に、役所はゆっくりのんびり復興作業って、おかし
くないですか?2年で仮設住宅を追いだすなら、半年か1年以内に被災地の復興を終え
て、家を建てられるようにしろよ!家を建てた後に、河川改修で立ち退いてください
なんて、絶対に言えないぞ!
そう言えば、JR九州も未だに日田彦山線の復旧費用を、自治体に出せ!と
厚顔無恥な事ほざいたままだな?