ＪＲ九州の在来線の9割が赤字なんだと！それでお得意の「地方自治体との交通機関の
在り方」についての協議を始めるそうだ。ＪＲ九州については、ご存知のとおり北部
九州豪雨での被害を鉄道として復旧させ、維持するための費用として、毎年2億6千万
円のうち1億6千万円を沿線自治体で負担するよう、非常識な申し入れをしている。

在来線の赤字にしても、上下分離などの提案をするそうだ。いいじゃないか！乗ろう！
福岡市交通局と相互乗り入れしているＪＲ筑肥線、姪浜～筑前深江のうち、姪浜～周船
寺を上下分離にすれば、周船寺まで福岡市交通局扱いにできる！そうすれば、福岡市民
は姪浜で初乗り運賃を払う必要がなくなって、全体の運賃が下がる！

　　　　　　　　　　　　　　　　　ＪＲ筑肥線内の福岡市交通局2000系

他の路線にしても、自治体が第3種鉄道事業者になることによって、維持管理費のため
に住民税は上がると思うが、ＪＲ九州の運賃は当然下げなければならい。加えて、自治
体の主張がＪＲに通りやすくなる。例えば、ＪＲ九州の有責によって列車の運行が停止
した際に、代替輸送手段を用意させること等だ。

放漫経営による巨額赤字のために分割民営化されて30年以上経ても、相変わらずの国鉄
体質のＪＲ九州に、自治体側が利用者の立場で物申すには良い機会になると思うが、役
所がそれを上手く捉えて正しく対処しなければならない。それにしてもＪＲ九州は本業
以外で儲けてるのに、そんな部分は切り離して物を言うよな？それも官僚体質やな？