それ、おかしいやろ? 一言物申すブログ

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それで大丈夫か?JR九州

昨日の報道で、10月1日からの消費税率改定に伴う福岡市営地下鉄の運賃改定が発表に
なりました。前回値上げされなかった、1区の区間運賃と、4区以降の運賃は各10円の値
上げですが、2区、3区の運賃は据え置かれます。これによって、JR筑肥線から、天神
や博多駅の利用は地下鉄区間については据え置きですが、福岡空港へは10円値上げです。



しかし、JR九州は未だ消費税率改定に伴う運賃については未定だとの事で、JRの対
応次第では、前回の改定で20円も上がった区間が、この10月にまた10円上がる事も考え
られる。そして、おかしいのがこの、JR九州の消費税に対する考え方だ。本当に「?」
な回答だった。


首都圏や関西圏では切符を購入して乗車する場合の運賃は、10円未満の金額を四捨五入
して10円単位に、ICカードを使用する場合は、1円未満の金額を四捨五入して、1円単
位で引き落とされる。しかし、地方ではいまだにICカード乗車でも10円単位に四捨五
入がまかり通っている。


先ず一つ、これは「税の公平な徴収」とは言えない。大都市圏の人は、税抜価格の運賃
に対して、定められた税率通りの消費税を納め、地方都市の人は四捨五入された金額に
よって、片道最大5円も多くの消費税を支払ったり、また、4円以下となるために0円と
されたりという事だ。


この片道5円、往復10円の過剰に徴収されている消費税を、年間200日と仮定すれば、そ
の金額は年間で2,000円!逆に最大4円の消費税を払わずに済んでいる人も、年間1,600円
得をしている事になる。交通事業者は一人当たり年間400円取り過ぎ、しかもそれが何万人?もちろん、きちんと統計を取れば、こんなに単純な話ではありません。


しかし、この四捨五入によってつけられる差額について、福岡市交通局とJR九州には
大きな認識の違いがあった。私も訊いてビックリ!オイオイJR九州、それでいいのか?と思った。


福岡市交通局は・・・


消費税は、税込運賃から得た収入全体の8%を納税している。従って、1円から5円余計
に払う人、1円~4円少なく払う人、全体の中でバランスを取る様にしている。


一部に不満はあるものの、まあまあ納得の回答だ。が、やはり消費税は全ての乗客から
公平に徴収するべきだろう。



JR九州は・・・


消費税計算の四捨五入によって、1円から5円多く支払われた運賃と、実際の税込運賃と
の差額はJR九州の利益、1円から4円過少に支払われた運賃と、実際の税込運賃の差額
は、JR九州の損失、その利益と損失の差は分りません。

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ウソやろ?こんなバカな話は聞いたことがない。


そもそも、税金と言うのは公平に負担するべきものであって、消費税の様な直接税は、
低所得者の支出割合に占める割合が大きくなることで、本当に公平か?との疑問もある。
そして、高額所得者は、そうなるために努力をした人もいれば、戦後の混乱に乗じて悪
事を働いた奴もいるし、宝くじなどで運をつかんで、それを契機にした人もいる。


なので、累進課税が平等ではないという人もいるだろう。公平とは多くの切り口がある
ものだが、それでも、公平か不公平か分らない中での不公平を少しでも是正するために、
交通系ICカードによる運賃の1円単位での引き落としは、全国で実施されなければなら
ないのに、福岡市交通局も西鉄もJR九州も、その意思がない。


理由は、自動改札機の改修に費用がかり、現在、その費用をかけるほどICカードが普
及していないから・・・う~ん・・・普通に切符を買うよりも、IC乗車券を使った方
が安くなるなら、普及率も上がると思うのだが?改修が必要な自動改札機の台数も、首
都圏に比べれば地方都市の方が遥かに少ない。


その分、改修費用は抑えられるので、単純に人口に対するIC乗車券の普及率だけを目
安にするのではなく、生じる費用も少なくて済む分、普及率のハードルは下げる必要が
ある。地方の鉄道事業者は、何かしら理由をつけて、面倒くさい事をしたくない態度が
見え見えなんですが?



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