事実も真意も見えない

2018/04/22 07:31

昨日突然発表された、北朝鮮の核・ミサイル開発中止
このニュースについて、専門家たちの数名は「核兵器とミサイルの開発が
完了したため、必要なくなった」との見解を示している。

しかし、金正恩も専門家も直ぐに信用できない。

北朝鮮は「中止する」と言っているようだ。
中止とは、道半ばで止める予定外の行動、あるいは予め想定された事態の
中で、悪い方に行った場合に執られる処置である。

核・ミサイル開発が「完了する」とか、「完成した」とは一言も発していない。

今まで、北朝鮮の発言に関しては一言一句、行動に関しては一挙手一投足
裏を読み、専門家の中でも様々な意見が論じられてきたが、今回はどういう
ことなのか？
単純に「中止する」を「完成したので必要ない」に置き換えただけだ。

しかも、北朝鮮は今までに核開発を止めたと言い、実験場を爆破する等の
パフォーマンスをしながら、その後密かに再開させたり、日本人拉致問題も
再調査を約束しながら、独自の身勝手な振る舞いで一方的に取りやめたりと、
前科に暇がない。

日本は中国やアメリカのように、今回の発表を安易に評価せず、制裁を継続
する方向のようだが、そんな常態ではまた日本だけを敵対視するだろう。

こんな難しい情勢の中で、日本政府は何をやってるのか？
モリ・カケ問題、自衛隊日報問題、セクハラ発言問題をさっさと片付けて、
世界情勢に対応する政府を作って欲しい。

また、海外でも福田財務次官の問題で、日本はセクハラが横行している国の
ように報じられている事を恥とし、対策を練らなければならない。

軽いリップサービスと重い約束

2018/04/21 06:59

安倍晋三君がアメリカから帰国した。

トランプ大統領が、安倍晋三君の北朝鮮拉致問題解決に対する情熱にほだされ、
米朝首脳会談時に議題にすると約束したそうだが、所詮奴はアメリカファースト
核開発中止と長距離弾道ミサイルの話が進展しなければ、日本人拉致問題を議題
に上げる前に席を立つ可能性もある。

そして、党内からも批判が相次ぎ総裁３選が赤信号であることは、トランプの耳
にも入っているだろう。
先が見えて求心力が低下した人間の言う事を重要視する人はまずいない。
トランプ大統領が拉致問題解決に注力する理由は全くない。

しかも、日米間の貿易では、TPPでもFTAでもなく、新たな仕組みを検討する事
を約束して来た。
アメリカファーストのトランプは、ここは重要視して切り込んでくるだろう。
奴はアメリカの製品は品質が悪いから売れないことを知ろうとしない。
経産省はこんな時こそ財界と協力して、アメリカに「何故売れないのか？」を
具体的に説明するべきだろう。

部品の取り付けが悪いとか、燃費が悪いとか、仕上げの塗装が汚いとか、個体差が
大きいとか、一つ一つ具体的に指摘すれば良い！

北朝鮮の金豚は、日本は拉致に無関係なアメリカを巻きこんだと立腹するかも
知れない。
それだけひねくれた正確だし、下らん理由もつけるだろう。

安倍晋三は、モリ・カケ問題、自衛隊日報問題、セクハラ問題で、日本人拉致
被害者が帰国できる可能性を更に小さくしてしまったのではないか？
もちろん、近い将来日朝首脳会談が開催される事になっても、そこに出席する
日本の総理大臣は安倍晋三ではない。