公立福生病院で人工透析を中止され、その数日後に亡くなった女性への調査結果が
出た。女性は治療中止の同意書に署名後、亡くなるまでの間に3回も治療再開を申し
出ており、症状が悪化してきた際にはご主人も同様の申し入れをしているにも関わら
ず、聞き入れられなかった。

我々が入院する際、病院側は実に多くの書類にサインを求める。本人が無理な状況
では、家族に求める。これは、病名と治療の方針を説明し、その内容に納得した事
を表すものだが、どちらかと言うと万が一の時の責任回避の要素が強く出ている。
今回の治療中止も、同意を取っての署名であったのだろうが・・・

患者さんの命がかかった事は、患者さんの意志を最優先させなければならない。こん
な当たり前の事が行われず、ましてそうするだけの必要な条件も満たしていないまま
人の命を奪っておいて、この病院に対する処置が「指導」だけ？いやいや充分に逮捕
案件だろう？

これは刑事事件として捜査に乗り出す必要がある。そうしなければ、同様の事件が既に
起きており、更に拡大する恐れがある。