それ、おかしいやろ? 一言物申すブログ

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単純なものほど奥が深いよね?

羽生結弦選手の金メダル、宇野昌磨選手の銀メダル獲得と、ここに来て
盛り上がりを見せてきた平昌オリンピックですが、予選リーグ最初の
試合から注目していたのが女子カーリング



氷上のチェスとはよく言ったもので、ポイントを争う競技で戦略上
相手に意図的にポイントを取らせる競技は他に無いのではないか?


スピードと迫力を楽しむスポーツではないが、頭を働かせつつ手に汗
握りながら観戦している。


そして、ルール上作戦を立てるのも判定も、出場選手に委ねられている
スポーツも他に見当たらない。
紳士のスポーツと言われるゴルフさえ、ズルをする人は常習犯として
有名になる。


恐らく、最初はお互いにただハウスの真ん中を狙って石を投げていた
だけの単純なものだったのではないか?と想像される。
しかも、氷上の競技でなければ、先攻有利だった可能性もある。


しかし、実際にカーリングは後攻有利!
その中で、いかに先攻チームが得点を得、相手に得点を与えていく
かを考えているうちに「氷上のチェス」と言われるほどに進化した
のではないだろうか?


スポーツの世界は全般的に男子の世界で、女子は1段も2段も低く
見られる。
事実、体力の差があって、スピードもパワーも男子が優れており、
それが試合の迫力の差となって表われる事実はどうしようもない。


女子サッカーが、日本がワールドカップで優勝したときほどの勢い
がなくなり、女子プロ野球も全く人気が出ないのも無理も無い。
男子プロ野球も、2軍戦や独立リーグすら観客が少ないのに・・・


ところが、カーリングは違う
男女の関係なく、人間の持っているパワーの範囲で競技されるもので、
人種間のバネの有り無しも関係ない。
そして、見ている側も考えながら楽しめる。


何より日本女子のニコニコしながら常に前向きにチームワークを発揮
するプレイスタイルは本当に癒される。


このまま自然体でやっていけば、メダルが獲得できるのでは?
と期待してしまう。


日本政府にも、あの素直さが半分でもあればなぁ・・・


そだねー!