それ、おかしいやろ? 一言物申すブログ

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ABC災害

一昨年の今頃の季節、上空をヘリが5基ほど飛び交っていました。気になった隣の
事務所のおじさんが、市消防局のHPで確認した所、「〇〇区△△町××番付近で
ABC災害のため消防隊が出動」と書かれており、私の所に「ABC災害って何?」
と訊きに来ました。


ABC災害とは、現代に於いて最悪の災害です。


A・・・atomic   原子力災害
B・・・bio     生物
C・・・chemical  化学


つまり、原子力発電所や核燃料貯蔵施設などが、何らかの事故を起こし、放射能が
漏れたとか、生物兵器や化学兵器を使用されたり、ガス製造企業が有毒ガスを漏洩
させたりすると、ABC災害となります。そこで、webで場所を確認すると、自分が
居る場所からは距離にして12km程度、しかもその場所は小学校です。


瞬時に何かの間違いだと思いました。しかしなぜ?こんな離れた場所の上空をヘリ
が旋回している?もし、本当にABCだったとしても、理科の実験中に何か薬品間違
えてガスでも発生した?いくら風向きがこちらでも、ここまで到達するかな?等と
話しているうちにテレビのニュースが・・・


その小学校で運動会の練習中、児童が次々と熱中症で倒れ、多数が救急搬送された
とのことで、画面には多数の救急車や消防車、パトカーまでが映っていました。
福岡市消防局では、熱中症もABC災害って言うの?と疑問に思いました。通常この
ようなケースでは「救助のため」と書かれていますが、今回はABC災害でした。



去年の冬は寒く、夏は猛暑でした。今年の冬は暖冬でした。今年の夏は涼しい方が
いいな・・・と思ってはいますが、5月から異常な暑さの日が出現します。昨日も
全国で熱中症で救急搬送される人が出ました。身体が慣れていないところに、急に
真夏日になればそうなるでしょう。朝晩と昼間の寒暖の差も大きいです。


一方、仕事をしている人の中には、自分の身体を守るために半袖を着用出来ない人
がいます。場合によっては上着を着用したり、手袋やゴーグルが必要な人もです。
火傷をしないように長袖を着用する人の職場の室内温度は、真夏だと50℃を超える
こともあります。


自分も工事現場に常駐し、藪をかき分けて山に登ったりしていましたので、辛さは
良く解ります。そんな場所では植物の枝や棘、危険な昆虫から身を守るために、長
袖が必須ですし、化学物質を扱う工場でも同様です。出張先ではエアコンが効いた
現場事務所もありません。


ところが数年前から、冷却ファンを搭載した作業服が発売され始めました。電池で
動くファンを搭載していて、スイッチをONにすると服の中に外気を入れてくれます。
ファンは取り外し可能で、洗濯もOK!これ、絶対に侮れません。自分や従業員の
安全を守るために。これからの季節は是非使いたいアイテムです。


ファン付作業服