それ、おかしいやろ? 一言物申すブログ

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さあ、どうする?

国土交通省が航空会社の運行乗務員の勤務形態を見直す。長時間労働に起因する。
疲れから来る操縦ミスが増えてきた事と、働き方改革の一環だそうだ。今まで1度の
フライトで乗務できる最大時間は12時間だったが、それが10時間に短縮されるそ
うだ。そうなると・・・


はっきり言って現在の航空業界はパイロット不足!なのに乗務時間の制限は厳しくな
る。しかも普通のサラリーマンと違って、勤務時間の管理は厳重で、サービス残業は
そのまま不正になる。対策としてはパイロットの数を増やすしかないが、養成には莫
大な費用と時間を要し、そもそもそれだけの特性を備えた人材は数少ない。



現在の航空業界は、飛行機は大型機から中型機へ、中型機から小型機へ移行し、その
分便数が増えている。お陰でB747の様な大型機は存在意義が薄くなり、A380に到って
は製造中止が決定した。利用者にとっては時間的都合に合わせやすい運行形態になって
いるが、その分パイロットの人数を必要とする。


一方空港施設も福岡空港の様うは離着陸回数が限界に達しており、増便を受け入れるに
は滑走路を増やすしかない施設もある。空港ビルの改修には新たな土地は不要だが、滑
走路の建設には用地買収という難関が待ち受ける。大都市空港の中で、福岡は大阪の様
に関空・伊丹・神戸が近くにあるわけではなく、新千歳より国際線が遥かに多い。


うーん・・・とりあえずの対策は機材の大型化かな?B767はB787にして、B777-200は
B777-300にする?願わくば、国内幹線にB747-8を導入してくれないかな?ああ!A380
は要らないよ!あれは巨大過ぎて、乗り入れ可能な空港が限られてしまい、非常に使い
勝手が悪い機材だから。


そうそう!最大運行時間が10時間に短縮されると、JALのコ・パイがヒースローで飲
酒のために身柄を拘束された後、2人のパイロットが交代無しで羽田まで飛行してきた
ような運行は出来なくなる。が、あの事件の後も運行乗務員の飲酒不祥事は続いており
それで職を失うパイロットも未だにいるからね?