私は、基本的に芸能ネタはどうでもいいんだけど、土曜日からの一連の攻防が深刻化
している中、やはり気になる事はある。宮迫や田村亮がああ言った、松本人志がこう
言った、吉本の社長が何言ってるか解らないと言う前に、宮迫や田村亮の行動に問題
があった事は否定できないということだ。

それを前提に、自分達も反省して行おうとした会見をさせなかったとか、脅したとか、
吉本側の行動にも問題があった事も確かで、この問題にはいくつもの前提がある。例
えば、吉本が所属タレントと書面で契約を交わし、世間の企業と同様に副業禁止を謳
っていたら？最低限の賃金をきちんと払っていたら？明確に契約違反だろう。

今回の様な不適切な事案が発生したら、迷うことなくクビを斬ればよい。しかし、昨
日の吉本の社長の会見後も、ギャラについて「事実と違う」という声が上がっており、
他にも所属タレントからは不信感を露わにする発言が後を絶たないのが現状だ。別に
吉本興業がどうなろうが関係ないが、労基も絡む問題になるのではないか？

そして、「闇営業」の副次的側面が、「相手が反社だった」ということだ。反社でなけ
れば、ここまで大事にはなっていないと言えば、それはそれで問題発言だが・・・忘年
会場に子供がいたりすれば、確かに反社と感じにくくなることは間違いない。中には家
族参加の忘年会を行う企業もある。

かつて、某Ｙ組系３次団体の３階建てビルの壁には、夏休み期間中に子供用自転車が立
てかけてあることがしばしばあった。構成員が事務所に子供を連れてきていると見られ
るが、やはり反社と呼ばれる組織に所属する輩にも家族があるのだ。まして、子供まで
持ち出されると判断がし辛いのは間違いない。

そんな事も気にしなくて良いように、闇営業が必要ない、人として当然の生活資金は、
会社ならきちんと払うべきで、どうしても出来高だと言うなら、取り分を明記し、明細
をきちんと渡すことは当然の事である。それをやらないから、会社と芸人が9：1などと
言われてもやむを得なし、それを否定すると更に上塗りで否定される。

労基署は動き出すべきだろう。