それ、おかしいやろ? 一言物申すブログ

一言物申したいことに一言物申すブログです。

防げない

昨日の朝発生した、川崎市登戸での通り魔事件だが、犯人が死亡しているためか、
その後新しい事実は、亡くなった方の氏名や職業、犯人の名前しか分っていない。
この事件の動機は、この後の捜査によって明らかにされるであろうが、犯人の供述
が取れない以上、推測の範囲を出ない。



この事件は海外でも報道されており、日本の治安の良さに疑問を投げかけるのではな
いか?しかし、事実、この様な事件は数年に一度発生している。が、半年もすれば忘
れ去られてしまうのが現状だ。実際に、この前に起きた通り魔事件は、いつ、どこで
発生したか、直ぐに頭に浮かぶ人はいない。


ここ数年、大きな問題となっている自動車の暴走や逆走に起因する事故については、
自動車メーカーをはじめ様々な分野で技術的対策が研究されている。しかし、通り魔
事件についての対策は非常に困難だ。何故なら、危険因子をもつ人物は世の中に普通
に紛れて生活しており、ある日、ある時、ある場所で突然牙を剥くからだ。


私たちは日常生活に於いて、電車やバスの中で見えない人を相手に喋っていたり、大
声を出している人を見かけると、少なからず恐怖心を覚えて遠巻きにする。大昔はこ
の様な人も含めて、様々な精神疾患を纏めて「精神病」としていたが、今では様々な
症状に分類され、病名としては認知されてきた。


しかし、どんな病気の人が公共の場で見えない人と話をしたり、人との関わりを嫌っ
たり、また突然危害を加える恐れがあるのか、知らされていない。知ることによって
周囲から不当な差別を受ける恐れもある。中には数十年間普通に生きて来て、何かに
追い詰められて病む人もいるだろう。


包丁を4本も用意し、犯行を計画しているところで、既に精神的には異常、そして、
その状態の人間がいつでも人を襲える体制で自宅から犯行現場まで移動しており、そ
の間だれもその異常さに気づかない・・・犯行を実行する時はさらに異常な精神状態
になるのか、今まで溜まっていたものが爆発したのか、計画的な場所なのか不明。


精神疾患の専門家でさえ、病名を特定するのに意見が分かれ、患者さんに対して本当
に正しい、必要な治療が行われいるか分らないのに、我々素人が街を歩いている時に
それを見分けるのは不可能なのだ。この不可能を可能にする方法が見つかるまで、本
当に身を守る手段は「自衛」しかない。


とは言うものの、今の日本では一般人がナイフや特殊警棒、スタンガンなどを持ち歩
く事は違法とされている。職質でもされて見つかれば、一発アウトだ。大人が子供を
守る?今回の事件では大人も犠牲になっている。アメリカの様に「銃を持てば・・・」
という考えには大反対だ。


でも、何らかの防衛手段は考え、実行しなければ、今後もこのような事件は防ぎよう
が無い。最近では振り込め詐欺から更に悪質さを増した「アポ電強盗」まで出てきた。
こいつらも明らかにどこか異常なのだ。せめて自分で出来うる自衛手段は講じておく
べきだろう。



メタルラックシリーズ

防犯

車の防犯