昨日２０：３０頃、福岡市営地下鉄空港線　中洲川端で姪浜発福岡空港行き電車の
車両から発煙があり、地下鉄空港線、箱崎線だけではなく、直通で相互乗り入れを
行っているＪＲ筑肥線　姪浜～筑前前原も運休となった。コレに対して福岡市交通
局は、福岡空港～博多駅間に臨時バスを手配したものの、他の乗客へは路線バスの
利用を案内したのみで、放置した。

天神や博多駅など、働く人が多い地区から市内東部や南部へは西鉄天神大牟田線を
はじめ、西鉄バスの路線網が充実しているが、西方面へは藤崎ターミナルまで、そ
の先姪浜までは、天神から都市高速道路を経由するルートか、六本松を経由する２
つのルートで路線バスが存在するが、問題はその先、姪浜～筑前前原だ。

この間は公共交通機関はタクシー会社が運行するコミュニティーバスしかなく、そ
れも最終が姪浜発１８：４０だ。つまり、姪浜～周船寺間のＪＲ筑肥線を利用して
いる福岡市民には、一切の手当てナシ！路線バスで姪浜駅に辿り着いた後は、列車
の運行が再開されるまで放置となった。

ＪＲ筑肥線は強風の影響を受けやすく直ぐに運行休止となるが、それでも地下鉄線
内は基地に置いてある車輌を使用して通常運行されている。昨日は地下鉄線内での
事故にも関わらず、姪浜～筑前前原間のＪＲも運休させた。これは福岡市とＪＲの
指令が申し合わせた結果ということだったが、その理由が・・・

「筑前前原～姪浜に車輌がいませんでした」、「運転士がいませんでした。」「そ
　の区間で折り返し運転をした経験がありませんでした」「１・２番線と３・４番
線の亘りが難しい」とか、全部でまかせ！散々突っ込んだ挙句、暫く経っての回答
は、「今回は筑肥線まで運休させたことは適切ではありませんでした。筑肥線だけ
ならば、臨時ダイヤでも姪浜～筑前前原での折り返し運転は可能でした」というも
のだった。

もう怒りがこみ上げる！何が腹が立つかって？バスも何もない地域の交通機関を、
詳細な検討もせずに安易に止めたこと、連絡を受けたＪＲ九州の指令も、プロなの
に同様にロクに検討せずに運行休止を受けたこと、素人の自分から指摘を受けて、
初めて検証したこと。このお陰で、某駅まで車で弟を迎えに行く羽目になったんだ！
ガソリン代使って！

まあ、いつもなら絶対に誤りを認めない役所が、前代未聞の誤りを認めて謝罪した
こと、加えて今後の車輌故障の際には、本当に筑肥線までの運休が必要かを確認し
て適切に処置をすると、担当者の部署、氏名とともに言質を取れたことだけでもプ
ラスだろう。