昭和６４年１月７日は土曜日だった。あの当時、会社は完全週休２日ではなく、
隔週で週休２日、土曜日は午前中で終わりだった。確か福岡も雪が降っていて、
かなり寒かった記憶がある。

賑やかな事が一気に自粛ムードで無くなり、スーパーマーケットやディスカウ
ントストアの賑やかなＢＧＭは無し！照明も半分ほど消して、店内もうす暗い
なか、みんな無言で買い物をしていた。

そして、週明けからの業務で必要になったけど、直ぐに入手出来なかったのが
コレだった。印鑑屋さんも、新元号の発表から短時間で対応した様だが、それ
でも間に合わず、ネットオークションもない時代に販売価格の１０倍程度で売
っていた悪徳業者もいるようだ。

では、今年の４月１日の新元号発表後はどうなるんだろう？現在は多くの書類
をＰＣで作成するため、元号の部分だけ訂正すれば済むのだろうが、それでも
役所の公式な書類には既に印刷されているし、他にもコレが必要な書類はまだ
あるだろう。

このゴム印、今もたくさんの会社やお店のどこかに残っていても、もうゴムも
硬化してボロボロなんだろうな？

元号が変わることによる犯罪の発生や、物販も予想されている事から、日本国
民は構えておく必要がある。平成に変わった時代には、特殊詐欺なんか聞かな
かったもんな？

いずれにしても、会社や商店はまた暫くの間このゴム印が必需品になるな？