今年4月の統一地方選挙で実施される、福岡県知事選挙が、麻生太郎と菅 義偉の代理
戦争の様相を呈してきた。

現職の小川知事は３選を目指して立候補の意志を示した。過去２回の選挙は、いずれ
も自民党の推薦を受けてのものだったが、2016年の衆院福岡6区補欠選挙に於いて、
麻生太郎の推す鳩山二郎氏を支持しなかった事で麻生太郎の逆鱗に触れ、今回の推薦
見送りとなった。自民党が推薦するのは、厚労省職員の武内和久氏となった。

が、自民党内には小川知事を推す勢力もある。菅 義偉だ。安倍内閣の副総理兼財務相
の麻生太郎と、内閣官房長官の菅 義偉の争いは、一先ず麻生に軍配が上がった形とな
ったが、果たして選挙本番ではどうなるだろうか？小川知事には、一部の自民党支持
者の他に、連合福岡、つまり、旧民進党も推薦を決めた。

更に、誰よりも先んじて自民党に推薦願いを出していた、九州大学教授の谷口博文氏
も、推薦は受けられないまま立候補を表明している。保守が3つに分裂した形となり、
これに共産党独自の候補が加わるものと見られるが、社民党や自由党などがどの候補
に相乗りするのか？非常に面白くはなったものの、果たしてこれで投票率が上がるか？

県知事選挙の投票率が上がれば、同時投票の福岡県議会、市議会議員選挙の投票率も
必然的に上がるのだが・・・まあ、自民党推薦候補が、今問題の厚労省出身だという
事も若干考慮して、私見としては現職の勝ちだと思う。それで麻生太郎の権力が殺が
れてくれればと思う反面、菅もねぇ・・・

どっちが勝っても、参議院議員選挙前に遺恨が残ることは間違いない！

それにしても、今、「めんたいピリリ」という映画が上映されているそうだが、福岡
の人間が「めんたい」と言うのに、他の地域の人は「めんたいこ」と言うのは何故
だろう？