それ、おかしいやろ? 一言物申すブログ

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臨機応変な対応が掘った墓穴

2012年、金魚の産地として知られる熊本県長洲町の女子中学生が、授業中に
同じクラスの男子生徒に暴行を受けて精神障害を負った。



両親は加害生徒や町に対し、損害賠償を求める裁判を提訴し、学校側は事実確認の名目で
クラスメイトにアンケートを実施して回答を得たものの、アンケート結果は「廃棄した」
「存在しない」とする扱いを受けた。
結果、学校側は事前に暴力を予見できなかったとの判決が出され、被害生徒と両親は
敗訴となった。


2017年、被害生徒と両親は「アンケートを破棄した」ことの責任を問う裁判を提訴
した。
ところが、学校側は「校長のパソコンに集計結果が残っていた」として、この結果を
まとめたデータを「廃棄していない証拠」として提出してきた。


中身に書かれていたことは、被害生徒が加害生徒から暴力を受けていたのは、当初の
裁判の対象となった授業だけではなく、他の授業中にも度々発生していたという事実
だった。
もう「予見できた」というレベルではなく、日常的に起きていたのだ。


しかも、校長のPCに残っていたのであれば、5年前に簡単に発見できていただろう?
アンケート用紙は破棄したかも知れないが、それをまとめたデータの存在は校長は承知
していたはずだ。


これは学校や町側から見れば、臨機応変というより、「目先の対応」で墓穴を掘った
結果となった。
この隠蔽工作が学校独自で行われたものか、町ぐるみで行われたものか定かではないが、
被害生徒やその両親、一般町民から言えば許す事のできない隠蔽工作が新たな問題として
露見したことになる。


残念ながら2012年の出来事に関して、「事前の予見は不可能だった」として、学校や
町の責任を問わないとする判決は、控訴審や上告審が継続されていない限り、新たな
証拠が発見されても「一事不再理」の原則から覆る事はない。


被害者側がアンケートを破棄した」件で提訴し、その過程で「データの隠蔽」が発覚
した。
「データ隠蔽」でも新たな裁判を起こしても良さそうだ。
こんなくだらない連中にはキッチリ責任を取らせる必要がある。
また、加害生徒相手にも「傷害事件」として提訴するべきである。


それにしても、日常的に暴力が繰り返される中、学級担任だけではなく、教科担任まで
が口を噤んでいたこと、他のクラスメイトも、声を上げる事ができず、事後のアンケート
でやっと事実を書けるくらいの対応しか出来なかった事。


苛め問題とは相変わらず根深い



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すらり姫

Gowvikes-ガウビケス-