それ、おかしいやろ? 一言物申すブログ

一言物申したいことに一言物申すブログです。

異論じゃなくて意見を言え!


昨日、夏の高校野球大会で準優勝した、金足農業高校の吉田投手は、
確かに一人エースとして投げすぎた。


まだ完全に出来上がっていない高校生の体を考えれば、玉数制限の意見が
出るのは当然で、メジャーリーグですら設けられている。


なので、玉数制限は止む無しと考えるが、そうすると、複数の投手が必要に
なるのは当たり前・・・
全国から特待生や野球留学の生徒を集めてこられる私立高校は良いが、
学区が決まっている公立高校はその部分でも不利になる。



どこかの強豪私立高校では、その強豪校の中に在って、最低でもベンチ入り
できそうなレベル投手が8人もいるらしい。


その点では金足農業高校のコーチが主張しているとおり、そもそも人口が
少ない地方や生徒数が少ない高校は反対したい気持ちも理解できる。
しかし、どうだろう?


一つは、今回の甲子園での戦いぶりを観て、「金足農業に行きたい」と
思う生徒も増えたと思う。
その中には野球をやりたいと思う生徒もいる筈だ。
但し、特待生ではないので、いくら優れた投手でも、試験の点数に下駄を
履かせるわけにはいかない。
自分で受験勉強を頑張るのも努力!


やはり、私立高校の特待生制度や野球留学制度を見直し、野球だけではなく、
教育を目的とした本来の高校生スポーツの姿に戻すべきではないのか?


そうすれば、私立強豪高に行ったものの、3年間控え選手や、スタンドで
応援してきたレベルの生徒も、他の学校では先発だろうがリリーフだろうが、
試合に出る機会を与えられ、高校スポーツ全体のボトムアップになると
思われるし、そんな生徒も大学や社会人になってから頭角を現す事もある
だろう。


実際、高校時代の無名投手が大学で頭角を現したケースもあり、また早い時期
から注目され、ドラフト上位で高額の契約金と高年俸で入団した後、1軍での
登板機会もないまま故障したり引退する選手もいる。
また、高校生のころは物凄く注目され、怪物のように言われた選手が、プロに
入った後、殆んど1軍に定着できなかった理由が、「サインを覚えられない」
という非常に残念な話もある。


100回を機会に、高校野球の仕組みを改善しなければならないようだ。
マスコミに「反対」なんて書かれない様に、高校野球に携わる人としては、
その問題を解決するにはどうすれば良いか、きちんとした見解をもった意見を述べ、
より良い方向に進めてほしい。


それにしても昨日の決勝戦だが、なぜ試合開始を朝にしなかったのか?
よりによって一番猛暑の時間帯の14時試合開始って・・・
頭おかしいんじゃないの?


一方では東京オリンピックでマラソンのスタート時間を朝7時にして、更にサマータイム
で2時間繰り上げ云々の話をしているのに・・・
もう、数十年前の様に33℃と言えば茹だる様な暑さではなく、35℃以上の
猛暑日ではないとホッとする時代なんだから!