それ、おかしいやろ? 一言物申すブログ

一言物申したいことに一言物申すブログです。

自分の経験

幼稚園年長組の夏休み前、変な咳をするようになりました。ゴホッゴホッ!という咳の
後に、必ず「ヒューッ」を大きく息を吸い込んで、更に咳を繰り返します。そこで、今
の家からだと徒歩2分の開業医に行きました。診断は「夏風邪」で、3日に1度ほど、2週
間通いましたが改善しませんでした。


因みに、当時は今の家から3kmほど離れた、山の中に住んでしました。最寄りのバス停
は家から子供や高齢者の足で歩いて15分ほどかかっていました。普通、夏風邪で2週間も
通院しません。祖母が「これは絶対に百日咳だ」と言って、病院を変えました。今度の
病院は、同じ校区ですが途中でバスを乗り換える必要があります。そんな田舎町でした。


そこでの診断は「異形肺炎」で、そこでも2週間程通院しましたが全く改善しませんでし
た。再び祖母が「これは絶対に百日咳だ!病院を変えろ!」と怒りだし、その日の夜に
10kmほど離れた、市内でも評判の良い小児科に電話して掛け込むと、先生は聴診器を1
度胸に当てただけで「こりゃ百日咳や!」と一言・・・物凄く怒られる両親・・・




百日咳に百日咳以外の薬を投与していると、死んでしまうそうです。それから2ヶ月近く
ほぼ毎日、朝は出勤する父の車で祖母と一緒に病院へ行き、コリスチンMとかオベロンとかの注射をされ、2時間に1本のバスで帰宅する日々が続きました。そのバスを逃すと次のバスまで2時間待つか、途中から3km歩くかのどちらかです。もちろん幼稚園は欠席!


寝る時も、呼吸が楽になるとの事で、夏にビーチに持ち込むような折り畳みのビニール
のベッドに布団を敷いて、上半身を起こして寝ていました。それが2ヶ月続きますが、
やはり夜中に咳が出て発作の様な状態になることもありました。あれは本当に苦しいで
す。弟にもうつりましたが、そちらワクチンのお蔭で軽くて済みました。


今、日本で百日咳の患者さんが100万人を突破したそうです。特に東京都福岡で感染者
が多くなっているそうです。そして、免疫は4年から12年で減退するとの事です。百日
咳は百日咳菌やパラ百日咳菌によって発症する急性気道感染症です。インフルエンザの
様に毎年のワクチン接種は確立されていませんし、減衰までの期間もマチマチです。


1歳以下の乳児、特に生後6 カ月以下では死に至る危険性も高く、大人も感染すると
発症します。大人が3ヶ月以上仕事をお休みできないでしょう?また、感染している
のに出歩くと、拡散させる恐れが十分にあります。ご家庭は勿論、保育園や幼稚園、
職場でも注意が必要です。


本当に除菌を徹底しませんか?今の季節なら、食中毒も同時に予防できます。


チャーミスト

クリクラ