それ、おかしいやろ? 一言物申すブログ

一言物申したいことに一言物申すブログです。

家は大丈夫でしたが・・・

今、全国で降雨量が少なく、ダムの貯水率が下がっています。昭和53年に記録的な
大渇水を経験した福岡市でさえ、試験湛水中の五ヶ山ダムの水を利用しようかと言い
始めている程です、試験湛水は本来、サーチャージ水位まで貯めた水を一定期間保持
して、漏水や堤体に異常が無いかを確認するためのものです。


福岡市の昭和53年の渇水は悲惨でした。季節的に夏場でしたが、学校の体育の授業
でプールは無し!給食もパンではなくビスケットやクラッカーの類に、調理や食器洗
浄が必要ない缶詰のおかず・・・ほていの焼鳥や、すき焼きの缶詰がおかずでした。
見かねたカゴメさんが、市内の小学校にトマトジュースを寄付したくらいです。



夜中に始まった給水制限は次第に時間が拡大され、昼間でも水が出ない地域もありま
した。主婦は家でトイレにも行けません。また、給水車の列に並び、タンクに水を入
れて貰うも、エレベーターの無い団地の上の階の人は本当に大変でした。家は田舎で、
井戸を持っていました。と言うより水道が無かったので、影響はありませんでした。


その後、当時の水資源開発公団(現水資源機構)が筑後川に筑後大堰を建設し、渇水
対策はされましたが、それでも今年は警戒しています。当時は今の様に最高気温が
37℃とか38℃になることも無かったのですが、この時代に渇水になるとどうなるので
しょうか?


広島市でも、原爆が落ちても水を止めなかった水道局が、給水制限の危機に直面する
程の渇水がありました。その時は安佐南区内にある休止していた井戸を復旧させ、
水中ポンプ5台を3日でメーカーに作らせ、2日で据え付け工事をして給水し、制限を
免れました。もちろん入札など後日です。


四国でもダムの底から旧役場が姿を現したことも、最近の様に記憶に残っています。
あの時は他の地方から知り合いや同僚がペットボトルの水を送ったりしていました。
とにかく今年も間もなく全国的に梅雨入りですが、前半は少雨傾向の予報が出てい
ます。


水は命の根源!日頃から節水に努めるとともに、備えもしっかりしておきましょう。



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