それ、おかしいやろ? 一言物申すブログ

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コンマ何秒の差でしょ?

昨日、大阪でとんでもない事故が発生した。


関空を離陸したKLMオランダ航空の飛行機から、大きな
外装版が落下し、地上を走行中の一般車両の後部座席付近を直撃した。


幸い怪我人は無かった様だが、そこを通りかかるのがコンマ何秒か
遅ければ、ドライバーを直撃していた。
また、後部座席に人が乗っていれば、間違いなく死亡事故になっていた。



更に輪をかけて恐ろしいのは、件の機体がその後飛行を継続し、
目的地アムステルダムに普通に到着していたことだ。


どの飛行機が落としたのか、事故発生の時刻から該当する機体は
直ぐに特定できた筈だ。


直ちに関空に引き返させるか、最寄の空港へ着陸させるべきであった。
最悪の場合は自衛隊機を飛ばし、該当すると思われる機体を外から
目視で確認する事も必要だった事例だ。


先日のANAのB777で、ダクトの故障でキャビンに酸素マスクが下りてきた
時にもここに書いたが、B777は実機を用いての疲労破壊検査を行っていない。


外装版が外れた原因が、金属疲労に起因していれば、この問題は
世界中で飛んでいるB777に波及する。


大至急原因を究明すると同時に、なぜパイロットは今回の事故に
気付かずに目的地まで飛行したのか?検証する必要がある。


飛行機事故は、それが発生した時に乗客、乗員だけが被害者になるもの
ではない。
国土交通省には、この問題に対してオランダに調査委員を派遣する等、
確実な対応を求めたい。