昨日の参議院議員選挙の公示を受けて、各党の党首クラスが第一声を挙げたが、憲法
改正を争点にしているのは自民党だけだった。他党は概ね年金と消費税だ。やはり身
近な目先の現実の問題だからだろう。その問題から逃げまくっている安倍政権にして
みれば、逃げ込める争点が憲法改正なのだろう。

安倍晋三は、憲法審議会が開催されていないと言う。議論する政党か、しない政党か
だと？野党からあれだけ臨時国会の開催を要求されたのに逃げまくり、やっと開催し
た臨時国会で冒頭解散したのは誰だ？今国会も、100日以上も逃げまくって予算委員会
を開催しなかったのは誰だ？

与党の中にも憲法改正に消極的な党もあれば、野党の中にも、憲法改正に賛成の党も
ある。しかし、改正する条文について自民党、いや、安倍晋三とは意見を異にしてい
る。自分も、内閣や国会への縛りを厳しくする方向での改正なら賛成だ。臨時国会の
開催を要求されたら、10日以内に召集するなど、逃げられなくするべきだ。

しかし、今は年金に関する事が最優先課題ではないか？それは、少子化問題や雇用問
題に直結し、それは更に経済問題へと繋がっている。それらを広く審議して、日本を
良い方向へ導かなければならない。正直言って、安倍晋三の総理総裁任期中に、安倍
が望む形での憲法改正が叶うとは思えないし、国民もそれを望んでいない。

少なくとも、安倍晋三政権下での憲法改正は・・・