自分が遭遇した話

2018/08/05 10:50

今、ボクシング連盟の山根会長とか、日大の田中理事長とか、他にもたくさんの
DQNの話が聞こえてきます。
ここまで酷くはありませんが、自分が遭遇したDQNの話です。
長文すみません。

ある時期、中国地方の某都市支店に勤務しており、そこのお客さんから機器の
オーバーホールを受け、工場からベテランの指導員が現地に来て下請けの方達
と作業を進めていました。

ある日の午前10時ごろ、事務所にいた自分に現地の指導員から電話が・・・
「おーい！今朝届くはずの部品がまだ来ねーから仕事できねえよ～！」
自分で工場に問い合わせすれば良いのに・・・
当然、自分はその部品の着日時を現地の工程に合わせて指定して手配しています。

工場から品物が出荷された場合、各支店にはその日の夜、運送会社と伝票番号が
FAXで入る仕組みになっています。
それを見ると、K物流で昨日出荷されています。つまり指定日の前日出荷です。
宅配便ではなくK物流ということからも、結構大きな部品だと思ってください。

早速東海地方にある工場に問い合わせるために、担当部署に電話すると、出た瞬間
電話の向こうは女性なんだろうけど低い声で面倒そうに「ぅわい！」（そう聞こえた）
電話間違えたな？と思って「もしもし？〇〇社ですか？」と尋ねると、再び「ぅわい！」

「某支店の〇〇と申します。お世話になります。」
「ぅわい！」
「一般的なこと訊きますが、K物流で昨日そちらを出荷すると今朝こちらに届かない
んですか？」
「はぁ？K物流が何だって？」
「ですから！K物流で昨日部品を出荷すると、今朝こちらに届かないんですか？」
「ちょっと待って！今△△さんと変わるから！」

このDQN女、保留ボタンも押さず、受話器を手で押さえることもせず

「△△さ～ん！某支店の〇〇って人なんだけど～、K物流がどうとか言ってるけど
話がピーマンだから分かんな～い！」

思わず空いていた手で机をドンッと叩く自分と、それを見て「怒るな怒るな！」
と支店長、びっくりした顔をする支店長代理と主任と女性社員

電話を代わった△△さんと話して、工場が出荷を1日遅らせてしまったことと、
荷物はK物流の隣県のターミナルにある事が分かり、工場の責任でそこから先は急遽
赤帽を手配して運ぶ事になりまして、現地の工程は半日以上遅れました。

電話を切った後、支店長が「どうしたんや？」と訊くので、「話がピーマンだから
・・・」の話をすると、突然工場勤務経験がある主任が「Mっ子ちゃんや～！」と叫び
ました。

そこにいた一同の「誰？それ？」という問いかけに、「Mっ子ちゃん知らんの？
有名人やで！非常識で！」だそうです。orn

それから数年し、地元の支店に戻って早々、前任者が担当した工事に不具合が見つかり、
その処理に追われることになりました。
と言っても営業担当の前任者にはなんら責任はなく、某大手電機メーカーから購入した
モーターに欠陥があったため、最終的な自社の処分は免れましたが、処理は大変で半年か
かりました。

その間、工場の品質保証担当も数回現地に足を運び、まだ寒い中で山中の徹夜作業も
数回やりました。
午前3時ごろ作業が終わり、眠いな・・・と思いながらホテルへの道のりを運転して
いると、工場の品質保証担当者が「そちらの支店の女性社員はいいね！電話の応対
素晴らしいよ！」と言ってきたので、工場のある部署にはこんな奴いますよね？
と「話がピーマン・・・」の話題を出すと、品質保証担当者は空かさず「Mっ子ちゃん
かね？Mっ子ちゃんだろう？」「あいつしかいない！」そうです。ホテルまでの間に他
の香ばしいエピソードを聞いて大笑いし、眠気も覚めました。

翌月、自分が工場に出張し、常務取締役工場長と2人で飲んでいる時、最近従業員の
質が落ちているという常務に、まともな教育しないからでは？と返すある意味DQNな
自分・・・そして、話題はMっ子ちゃんに・・・

実は私、Mっ子ちゃんに会った事ないんです。
M子ちゃんと同じ部署の△△さんとは何度か会って話しているのですが、その時近くに
いた女性の一人を「多分Mっ子ちゃんなんだろうな？」と思っている程度です。
なぜこちらから話しかけないのか？それは、△△さんと話している最中に、Mっ子ちゃん
と思われる人物の、毎回こちらをじっと睨むような視線が嫌だったからです。

すると常務がまたMっ子ちゃんの香ばしい話をします。

皆さんもやっている人がいると思います。
ミスしたコピー用紙を4つに切って隅に穴を開け、紐を通して机の足に付けたフックに
掛けてメモ用にしている人

あれ、1枚破ると穴開けた隅っこの部分が三角に残ったり、下に落ちて散らかるんで
すよね？
それで皆机の下を掃除するんですが、Mっ子ちゃんの机の下だけ、三角に残った切れ端
とか、飴の包み紙とかやたら汚い。
そこを通りかかった総務部長が「オイ！M子！！みんなきれいにしてるのにお前の
机の下だけ何だ！？掃除しろ！」と言ったんだそうです。
するとMっ子ちゃんはほうきを持ってきて机の下を掃き始めました。
総務部長が「こいつはなぜ一緒に塵取りを持って来ないんだ？」と思いながら見て
いると、Mっ子ちゃんは自分の机の下から集めたゴミを、隣の△△さんの机の下に
押し込んだそうです。

その時の「M子！テメーッ！！」という総務部長の怒鳴り声は、通路を挟んだ
隣の建物まで聞こえたそうです。

その話を聞いて爆笑している自分に、さらに畳みかける常務
「オイ！お前M子の旦那知ってるか？」

「いや・・・知りません・・・っていうか本人の顔も知らんのに・・・
ん？チョッと待ってくださいよ・・・Mっ子ちゃんって結婚してるんですか？

「誰でもそう思うよな？でも、あんな奴でもいるだよ、旦那が・・・」

「あの・・・どんな旦那？」

「やっぱりそう思うよな？ハッキリ言ってM子に輪かけてヒデェ！」そうです。

工場主宰の夏祭りの時、旦那・子供連れの一家で参加していたMっ子ちゃん、
そこを偶々通りかかった常務を捕まえて、旦那に「うちの常務！工場で一番
偉い人！」と紹介したそうです。
すると旦那は「おう　どもっ！上場企業の常務って幾ら位貰えるんすか？」って・・・

あまりの非常識さに、さすがの常務も初対面のM子旦那に「お前何言ってんだ？」
と一言申し上げてその場を後にしたそうです。

更に続きます。

常務は、「でもよ！あんな奴でもいい所があんだよ～・・・」と言うので、
「何ですか？」と訊いたところ・・・

「M子には小学校4年生の息子がいてな！会社に来た新聞に入ってる広告の裏が
白いやつを集めて、算数の問題集とか作ってやってんだよ～・・・」と・・・

「ふ～ん・・・そうですか・・・でも、学校で宿題なんかもあるでしょうしね？
ん？チョッと待ってください！その問題集作ってる時間って就業時間中じゃ？」