これはいかがでしょう?
本当にどうかと思うが、ここのところ高齢者ドライバーによる交通事故のニュースが
連日後を絶たない。これによって人が亡くなったり怪我をする人が大勢いる中、免許
証を返納する高齢者が増えており、自治体によっては返納した高齢者に公共交通機関
の割引や、タクシーチケットを配布している。
しかし、これは自治体ごとに差があり、さらに都市部と農村地では受給できるサービ
スにも格差がある。やはり良質のサービスを享受できるのは都市部だけなのだ。福岡
市地下鉄では、ちかパス65という、65歳以上に、地下鉄線内定額使い放題定期に、免
許返納者に限り、2回まで各3,000円、合計6,000円分のポイントを付与している。
しかし、本当に免許証を返納した後に困るのは、農村部や山間部に住む高齢者なのに、
そんな場所へは地下鉄は通っていない。東京都でも23区内やその近郊の市と、奥多摩
地区では享受できるサービスには格差があり、利用したくても出来ないサービスがあ
るだろう。そして、そんな地区こそ住民が高齢化している。
そこで、こんなのはいかがでしょう?自治体は運転免許証を返納した人から、保有して
いた車の台数1台当たり、年間で数万円程度を徴収する!それを過疎地域や自治体から用
意されたサービスを享受する事すら困難な地域でのコミュニティバス運行の原資にして、
運転免許返納者以外の利用は有料とし、返納者は運転経歴証明書を無料パスとする。
高齢者であっても、車を保有してれば税金や車検、任意保険、燃料代などの費用が発生
するが、免許証返納で運転できなくなった車を手放すことによって支払う必要の無くな
った費用の一部を、今後の足を確保するための費用とする!勿論、運転可能で車を保有
する家族と同居している等は個別に対応する必要はある。
負担額も、自己で車を保有して自由に動けていた頃に比べて不便になる事は確実なので、
今まで車にかかっていた費用より割安にしなければならないが、これで農村部や中山間
地域に居住する高齢者の買い物や通院の足は確保でき、高齢者の運転免許証返納率は相
当上がるのではないか?財政難の自治体に、ただ負担を求めるばかりではいけない。
今、オートマチックでもワンペダルとし、アクセルを踏み込む代わりにブレーキペダル
の側面に付けたレバーを開く事によって加速し、ペダルを踏み込めばブレーキになる装
置が売れているようだが、これは20万円程度と高額で、また、急にアクセルを踏んでも
急加速を防止する装置なども人気の様だが、それも3万円~4万円程度するそうだ。
今ある車を、高齢者でもあるレベルで安全を確保できるように改装する費用と、今まで
必要だった費用を今後も払い続ける事も考えて、多少不便にはなるものの、生活に必要
な安全な足を安心して確保する方法は考えなければならない。ただ、「返納しろ!」で
は、高齢者が引き起こす悲惨な交通事故は無くならないどころか、今後も増え続ける。
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