人情系刑事ドラマで、刑事が容疑者を追い詰め、逮捕する前に自首を
促す場面をよく観るが、あれは間違い！
あの場面から警察に行っても、出頭にしかならない。

犯罪が犯罪として認知され、捜査が開始されて以降は自首は成立しない。

大林組がリニア談合事件に関して、公正取引委員会に談合を申告した。
談合メンバーの中から最初に申告した業者には、課徴金の免除、2番目に
申告した業者には半額免除の特典が与えられるからだ。

オイオイ！チョッと待て！

大林組は自首したわけではない。
一番最初に東京地検から強制捜査を受けたんじゃなかったっけ？
だからこれは出頭と同じ扱いにならなければならない。

課徴金の減免は自首の場合にのみ適用されるべきではないか？
後から立ち入り調査を受けた鹿島と大成と清水は免除の機会が無い。

リニアは総工費が巨額であることから、談合メンバーに課せられる課徴金の
額もべらぼうな金額となるはずで、これを減免されるとされないでは経営に
大きく影響する。

この4社のスーパーゼネコンのお零れを貰った形になった他のゼネコンや
サブコンも、この4社が受注業者を調整していたと言う報道があることから、
それが証明されれば課徴金の対象となる。
当然、経営基盤は大林よりも脆弱かと思われるのに・・・

加えて、課徴金の減免って司法取引の一種のように思われてならない。

スーパーゼネコンの経営陣と幹部は、世間に迷惑を掛ける事無く、贅沢な
生活を止めて課徴金を全額支払え！

私も昔、公取委の立入り調査の現場にいたことあるけど、あれは悲惨だよ！
調査員には必ず女性が混じっているし・・・
何のため？女子更衣室まで入るためさ！

おまけに、関係部署の人間は私物の手帳まで預かられる！
もちろん、調査対象部所の女子社員もね！