北朝鮮の核・ミサイル問題で、中国の近平とロシアのウラジミールは、
これ以上の制裁の強化に消極的、いや反対の立場を取っている。

制裁ではなく交渉が、事態を進展させる手段なのだそうだ。

しかし、ウラジミールの言う「交渉」は、その前に「私の」が
付いている。

日米韓の政府はもちろん、国連が相手でも、北は聞く耳を持っていない、
が、自分が交渉すれば、事態は沈静化すると言いたいのだ。

確かにその可能性はあると思う。

しかし、もし北が核とミサイルの開発を一時的にせよ停止するような、
最小限の成果でも上がれば、ウラジミールが世界に及ぼす影響が
益々強くなることは間違いない。

武力で他国の領土を併合するような奴に、これ以上大きな影響力を
与えてはいけないとの思いもあるが、ウラジミールも先ず世界の
危機を回避するために、つべこべ言う前に「男は黙って仕事する」
くらいの気概はないのだろうか？

自ら北へ乗り込み、金正恩と交渉し、核・ミサイル開発を凍結させ、
査察団を送り込んで確認した後、「皆さん！僕やりましたよ～！！」
くらいのことをすれば、ウラジミールへの世界からの評価も変わると
思うのだが？

次のステップとして、ロシアが独自に動くのではなく、６カ国協議を
再開させれば、ドナルドも「尊敬するウラジミールに感謝する」位の
表面的謝意は発表すると思う。

そこが上手く行かなければ、最悪の場合、ロシアが斬首部隊を編成して
金正恩を暗殺し、人民軍を制圧して北を併合するプログラムもありな
気がする。
もちろん、その際は、日本に経済援助を持ちかけてくるだろう。

但し、それでまた中露の関係は微妙になる。
半島の北側の広大な範囲が、ロシアに囲まれてしまうのだから。

現在、北に対して何の影響力も無いのに、クリミアでそんな前科がある
ウラジミールと歩調を合わせて、制裁より交渉を主張する中国は論外！

あ！中国も南シナ海や尖閣とその近海で似たような事やってるか！

あれ？韓国の話題に触れる要素が無い！