それ、おかしいやろ? 一言物申すブログ

一言物申したいことに一言物申すブログです。

謝る相手が増えるだけ

諫早湾干拓に絡む漁業者と農業入植者の潮受け堤防開門を巡る争いに
先行きは見えない。



2つの裁判所が、開門を認める判決と認めない判決の捻じれを生じて
入るためだ。


国はいい加減謝罪して対策を進めなければ、謝罪する相手が増える。
それは漁業従事者でも農業従事者でもない、日本国民だ。


裁判で、「開門せよ」との命令が確定しているため、今現在それが
履行されていない事で漁業従事者に対して支払われる制裁金が10億円
を超えた。
これは国民の皆さんの血税だ。
更にこの制裁金も、国が判決に従って開門した場合は、全額を返金しなければ
ならないため、補償として漁業従事者の皆さんに支払う事もできずプールされ
ている。
いわば死蔵金だ。


10億円あれば、いくつの保育園が新設でき、保育士さんを雇えるだろう?


有明海では今年もたいらぎ漁が中止となった。
潮受け堤防で諫早湾に河川水が流入しなくなった事が原因だと思えるが、
国は一切関与しようとしない。


潮受け堤防建設時に、諫早湾を締め切っても問題ないとした、有識者と言う
名目の大学教授などは、今頃どこで何をしているのだろう?
こいつらの責任はなぜ問わない?


政府はこの結果を見て反省し、なぜ事前の策を講じない?


10億円の他に、当時の農水省大臣、次官以下職員から補償金を取り、別の
河川から有明海に淡水を流入させる導入路と、水利権を獲得する等の手当て
を考えるべきではないか?