先週からデスクトップとウルトラノートの2台のPCが相次いで使えなくなり、4年
間使用していなかった富士通のノートPCを復旧させました。しかしこのノートPC、
なぜ使わなくなったのか?windows Updateすれば機能は問題なく使用できます。実は
これ、スペースキーが外れてしまっています。
問題のノートPCは、富士通のFMVですが、某量販店モデルです。これを購入する際、
お店の人は同じモデルのFMVと比べて、キーボードが艶消しになっていないことなど
の特徴を挙げて勧めてきました。そして、保証は量販店とメーカーの両方でするとの
ことでした。
しかし、キーボードが外れたのは購入後2年経過した後でしたので、保証で修理が効
かず、技術料も含めて2万円程度の修理費がかかるとの事でした。そのため、PCは
わずか2年で新品を購入し、使用することになりました。今も件のFMVはスペースキ
ーがあった痕にある、小さなポッチを押して変換しています。
この様な大手量販店専売モデルは、Y電機やJた〇たなどの実店舗、通販会社を問わ
ず販売されています。確かにメーカー正規モデルに比べて特別なオプションが付いて
いたり、意匠に特徴があったりして、お得に感じるでしょう。最大の魅力は、正規モ
デルに比べて安価なことです。
しかし、メーカーは自社標準である正規モデルより高コストになる量販店モデルを、
全く同じ品質で製造する筈はありません。使用している部品は精度が落ちるとか、場
合によっては不良品から取り外した部品の再利用だったりします。つまり正規の部品
など使用しません。
はい!もう凝りました。少なくともある程度の長期間使用するもので、値段が高い物
は、量販店モデルは決してお買い得ではありません。別に量販店の営業妨害をするつ
もりはありません。何かお買い物をする際に、店員さんから量販店モデルを勧められ
た時の判断材料にしてください。
因みに、このFMVを購入した量販店の店員さんも、部品の質が落ちることは認めてい
ます。メーカー正規モデルなら、スペースキーは外れていなかったかもしれないし、
それでも外れていたかもしれませんが、量販店の店員が売りたいものをまんまと買わ
されて失敗したかもしれないという思いは後悔として抱え込んでしまいます。