昨日、ツイッターで「安倍晋三は息をするように嘘を言うのは本当」と呟いたら、
ある女性が「どこら辺がうそついてると思います？」と訊いて来たので、「沖縄
の皆さんに寄り添う」「景気が悪ければ消費税率は上げない」「モリ・カケ問題
に関与していない」その他諸々と回答したら、「モリ・カケ問題には関与してい
ませんね」と返って来ました。言い切っています。

そこで、関係していない証拠を教えてくださいと言うと、「それは悪魔の証明だ」
と・・・やった証拠は状況証拠にせよ物証にせよ、証拠が示せるのに、やってない
証拠は示しようが無いので、証明する事ができないというものです。これは国会
で安倍晋三本人も度々答弁しています。

しかし、安倍晋三の場合は「総理も国会議員も辞める」発言から、官僚が忖度した
上で資料を改竄し、時の理財局長の虚偽答弁と近畿財務局の職員の自死まで招いた
上での「証拠なし」なのです。にも関わらず、その女性は「証明できないのだから
やっていないことになっており、推定無罪だ」と主張しています。

しかも、資料改竄については財務省を、加計学園事務長の発言については、事務長
を攻めましょうと・・・そして、虚偽答弁や資料改竄の目的については「分からな
い」と・・・そして、わざと無くしたにも関わらず、証拠が無いため、安倍夫婦が
関与した事は妄想だとも書いています。

モリ・カケ問題での安倍晋三の推定無罪は、上にも書いた通り、明らかに不正で
違法な偽証、資料改竄、証拠隠滅の上に成立して「やってないことになっている」
だけであり、実際に関わっていないという事実があるわけではありません。加えて
人は、嫌疑がかかればあらゆる方法でそれを晴らそうとします。

しかし、安倍晋三は昭恵夫人や加計理事長の国会での証人喚問を拒否し続け、その
後の独善的な政権運営によって生じた新たな問題に上書きされたように、この問題
も国会で取り上げられる事が無くなりました。そうするうちに、また辺野古埋め立
て問題では、「珊瑚や海洋生物を移植した」と咄嗟の口から出任せの様な嘘・・・

埋め立て海域の珊瑚等を他の海域へ移植するには、移植先の生体調査や方法の検討、
沖縄県からの許可取得など、多大な時間を要するものですが、それがなされた形跡
がありません。また、発注者や受注業者、移植先の海域、施工業者、金額等も公開
されていません。公共工事なのに？

また先日、強姦の容疑で有罪判決を受け、6年間も服役した男性が、国家賠償請求の
裁判を起こした事件では、彼女の言う「自分は犯人ではない」という「悪魔の証明」
がなされて無罪になった事件でした。もちろん虚偽の被害を届け出た、この事件の
加害者女性と、強姦の事実があったと虚偽証言をした親族の告白もあったでしょう。

しかし、捜査段階において「強姦の形跡はない」と記載された診断書が存在しており、
それを検察側が不利になる資料として証拠採用しなかった事実も認定されています。
モリ・カケ問題での資料改竄や国会での虚偽答弁は、この診断書を採用しなかった
あるいは隠蔽し、告白する人が亡くなったのと同じです。

正しい資料、正直な答弁があれば、安倍晋三や昭恵夫人がモリ・カケ問題に関わった
事は証明され、「やってないことの証明は悪魔の証明」とふざけた答弁をする必要も
無かった訳です。「悪魔の証明」などという奴は、真っ黒を濃いチャコールグレーに
して、推定無罪を狙う輩です。

しかも、その悪魔の証明が診断書によってなされ、無罪となった人もいます。安倍晋
三と昭恵夫人が、モリ・カケ問題に関わっていないと言い切った以上、証拠を出して
皆さんを納得させるべきではないでしょうか？