福井県で、僧侶が法事に行くために僧衣を着用して自動車を運転中、警察に止められて
青切符を切られた。理由は、「運転操作に支障のある服装で運転していた」というもの
だが、これ、全国共通の道路交通法や道路運送法などの交通法規で規準や規則が決めら
れているものではなく、都道府県の条例、しかも現場の警察官の判断だ。

青切符を切られた本人は納得できず、反則金の支払いに応じていない他、全国の僧侶の
皆さんの中には、僧衣を着たまま縄跳びをする様子等を動画サイトにＵＰし、福井県警
の処置が誤りであることを主張しつつ、本人を支援している様だ。まあ、福井県警は裁
判で判決が確定しない限り、その主張を押し通すことは間違いない。

あまり知られていないが、交通法規は全国共通だが、それ以外に条例による反則行為が
ある。例えば、タンデム自転車は、都道府県によって公道を走行する事が認められてい
る自治体もあれば、これで走行すると検挙される自治体もある。個人的には普通の自転
車に２人乗りするよりマシで便利だとは思う。

そして、多くの人が最も注意しなければならないのが、「インカム」だ。自動車を運転
中に、携帯電話やスマホを手で持って通話をしているところを発見されれば、検挙の対
象となることは誰でも知っている。もちろんメールやＬＩＮＥをチェックするために、　
画面を注視していても同じだ。

そこで、多くのドライバーは「インカム」を所持し、運転中の通話はそれを使用するが、実はこの「インカムを用いての通話」もＮＧの自治体がある。ドライバーは自分が居住
する都道府県だけではなく、仕事でもプライベートでも広範囲を移動するのは当たり前、そこのルールを知らなければ、「左に寄って停まりなさい」という事が有り得る！