押し紙って知ってますか?
今日、毎日新聞の朝刊に毎週定期的に入ってくる近所のスーパーマーケットのチラシが
入っていませんでした。たかがチラシされどチラシ、家族は毎週そのチラシを見て、
今週は何を買うか検討しています。販売店に電話すると、「うちは先月一杯で止めまし
た」と新たな販売店の電話番号を教えて貰いましたが、そこはなんと朝日新聞の販売店!
そう!朝日新聞の販売店が毎日新聞の販売も始めた・・・と言うより、毎日新聞の販売
店が撤退したので、仕方なく朝日新聞の販売店が引き継いだというのが実態の様です。
ご存知のように、毎日新聞は朝日新聞・読売新聞・日本経済新聞・産経新聞を含む全国
紙の中では発行部数が少なく、苦戦している新聞社です。
そして、福岡には産経は殆んど見られず、代わりに西日本新聞が地方紙ですが大きな
シェアを持っています。そんな中、毎日新聞の販売店は単独では成り立たなくなった
のでしょう。気の毒に「店じまい」となり、それを引き継ぐ人もいなかったために
ライバル紙の販売店に泣き付くという苦肉の策を執った模様です。
そこで先ずスーパーの本部に電話し、折り込み広告を止めたのか訊くと、止めていない
という返事だったので、朝日新聞販売店に電話して毎週入っていたチラシが入って
いないことを告げると、明らかに迷惑そうな口調で「毎日新聞の分はチラシが足りて
ないんですよ」という答えでした。
「いやいや、押し紙の分が在るでしょう? 」と尋ねると、「押し紙の分じゃなくて、
配達する分にも足りてないんですよ!」という返事です。例えば配達する毎日新聞
が300部在っても、折込チラシによっては250しか無かったり、270しか無かったりと
言う事です。挙句に「どうしてもと言うなら、朝日に入れる分が余ってますよ!」と
毎日に入れるチラシも、朝日に入れるチラシも、全く同じものなのですが、入れてる
広告屋が違うので朝日の分を毎日には入れられないと・・・その理屈は理解できます。
そこで、再びスーパーの本部に電話・・・「朝日のチラシは余ってて、毎日のチラシ
は不足してる様ですよ!毎日の分は、押し紙の分どころか、配達分のも足りないって!
するとスーパーの担当者は「押し紙って何ですか?」・・・
いやいや、彼方新聞に折り込み広告を出す立場にいながら、「押し紙」知らないんで
すか?詳しく説明するのが面倒なので、ググれ!と言って電話を切ってやりました。
確かに広告主に「押し紙」が発覚すると、新聞社は大打撃です。
「押し紙」とは何か?が気になる方はこちらへ
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https://samurai20.jp/2015/01/media1/
こちらの記事には、押し紙の被害者は広告主であると書かれていますが、広告主も
広告宣伝費が削減できれば、それだけ売値も下げられるので、結局押し紙の最大の
被害者は、我々一般消費者だと言う事になります。
尚、押し紙は新聞社最大のタブーとされ、公にはその存在を絶対に認めません。
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