それ、おかしいやろ? 一言物申すブログ

一言物申したいことに一言物申すブログです。

よい事だけど・・・

環境問題に絡んで、スーパーマーケット等の、「レジ袋」の有料化を小売店に義務付け
ようとする動きが見られるが、これは非常によい事だと思う。
所謂「ビニール袋」は自然界に放たれても分解する事無く「ゴミ」の状態が長く続き、
ウミガメや魚などの海洋生物がエサと間違えて飲み込んでしまい、命を落とす。



加えて原材料は化石燃料であり、それを製造するためにも化石燃料が使用されている事
を考えれば、世界中でレジ袋が無くなれば環境問題改善にはかなり寄与するはず。
最近ではエコバッグの普及も進み、皆さんが買い物に行く時にはそれに買ったものを入
れて帰って来ることも多くなってきた。


しかし、有償化が義務化されたとしても、店側には「上手く利用」してほしくない。


家の近所のスーパーマーケットでは、レジで「袋要りません」というと、買い物金額
の合計から¥1を引いてくれるが、それも、大きな袋が2枚も3枚も必要な量の買い物で
も値引きは¥1で、小さな袋1つで済みそうな量でも、不要時の値引きは¥1・・・
以前は「お店と利益を折半」と、¥2引きだったので、1枚あたりのコストは平均¥4?


さらに、昔全国で数件展開していた、ダイエー系の黄色と黒のカラーと、商品が入って
来たダンボールをくりぬいて積み上げた、什器を使わない陳列でコスト削減を徹底して
いたディスカウントストアはレジ袋は最初から有償で、当初は¥5/枚、後に¥10/枚で
の販売となっていた。


環境問題を改善するために、レジ袋の量を減らすための施策は必要で、有償化はその
有効な手段になると思える。
しかし、それが販売側の経済的利益に供するようなことがあってはならない。
有償化するなら適切な価格を設定しなければならない。


レジ袋のコストは、店側が全てを負担しているように思われがちだが、実は店側は
トータルのコストとして商品の売価に転嫁されており、有償化するのであれば、その
分のコストを商品から値引く必要がある。
さらに、レジ袋の販売価格によっては、店側はとんでもない利益が出る。


「地球環境のために良い話」で済ませて、今までどおりの価格で買い物をし、持参した
エコバッグに詰めて帰れば、店側はその分レジ袋の仕入れが減り、コストが小さくなる。
それが商品価格にどの様に反映されるか?有償化されたレジ袋がいくらで販売されて
いるか?監視は必要だ。



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