それ、おかしいやろ? 一言物申すブログ

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政府の見解を訊きたい

大手電機メーカー 三菱電機で、裁量労働制で働いていた男性社員5人が、長時間労働
が原因で精神障害や脳疾患を発症して2014~17年に相次いで労災認定され、
うち2人が過労自殺していたことがわかった。
そのうち3人が裁量労働制だったとの事だ。


これを教訓に、三菱電機は裁量労働制を全社的に廃止した。
亡くなられた方にはたいへんお気の毒だが、反省できる企業と言えてしまう。



先般の国会で可決された働き方改革関連法案は、その質疑の最中に厚労省のデータ改ざん
が発覚して、野党はもちろん国民の世論の後押しもあって裁量労働制適用範囲の拡大は
削除された。
もし、通常国会で裁量労働制の適用拡大が削除されないまま、いや、しないまま法案が
可決していたらどうなっていたか?


経団連を初めとする経済界は経営者の集まりであり、政治献金を餌にした圧力団体
でもある。
それは、経営者に都合の好い政策を採るよう働きかける。


労働者は、会社という巨大な組織並みに大きな金額を献金する事ができないので、いくら
組合があっても経営者とのパワーバランスは取れていないところへ、更に政治家が労働
者に厳しく、経営者に都合の好い法案や抜け道だらけの法案を引っさげて国会へ行く。
しかし、会社が献金しているお金の原資は、労働者が稼いでいるものだぜ?


今後は三菱電機のように、言われなくても、また他社の悪しき事例を見て、裁量労働制の
大きな弊害に気付き、廃止する企業が現れてくれる事を願う。


今回の三菱電機の件について、先般の国会で裁量労働制適用範囲の拡大を押し通そう
とした政府自民党の見解を聞きたいが、「たら・れば」の話はいたしませんという
のが精一杯だろう。


たまには内閣や閣僚の不信任決議案以外で、「あの時の法案は否決されて正解でした」
とか、「法案からあの条文を削除します」といった声が出ることを期待したい。
何もなければあと3年も安倍政権が続くのだから。



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