それ、おかしいやろ? 一言物申すブログ

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JR体質

昨日の北九州市八幡西区無いで発生した、侵入者による新幹線接触事故で
亡くなった人の身元が判明した。



福岡県直方市在住の52歳男性


JR西日本は、今後壊れた車両の修理費用は勿論、払い戻した運賃や
特急料金など、通常運行していれば得られた利益の遺族への賠償請求手続きを
開始する。


今回の事故は事件になり、JR西日本は100%被害者の様に見えるが
そうではない。


一つは、人を撥ねた直後に明らかに異常を感知しながら列車を停止させず、
小倉まで運転継続した運転士の誤判断、次に、その破損した車両を小倉で
運行を中止させずに、次の新下関まで運行させた新幹線指令の誤判断だ。


ご存知の方もいらっしゃると思うが、小倉と新下関では、駅を中心とする
公共交通機関の充実度が全く違う。
小倉で降ろされれば、北九州空港へ向かうなり、JR九州鹿児島本線や
西鉄高速バスで博多や福岡市内まで戻る事ができ、時間は遅れるものの
その後目的地まで到達するための動きは選択肢が多い。


広島方面から九州へ向かっていた乗客も、小倉まで運行してくれれば、
博多までの移動手段も選択肢が増えるため、その先鹿児島方面も長崎方面
も、時間はかかるものの到達することができる。
なのに、まるでワザとのように新下関まで連れて行ってしまった・・・


新下関と広島の間にあるのぞみ停車駅は新山口のみで、他の駅では折り返し
など無理!


そして、JR西日本は車両の修理代や運行できなかった事に起因する遺失利益
等を賠償請求するが、実際に迷惑を被った乗客に、余分にかかった交通費や
宿泊費が支払われることは一切ない。


JRは自社の利益だけ確保できればそれでよし!
駅員が乗客に頭を下げるのは無料!


振り替え輸送を手配すれば、その分の費用はJR西日本がJR九州や西鉄に
支払う事になるため、それを避けるためにわざと身動きが取れない新下関まで
連れて行ったと思われてもやむを得ない。
事故列車を新下関で止めれば、後続下り列車は新山口や広島で止めざるを得なく
なる。
そうなれば、小倉~博多間は振り替え輸送を依頼する必要もなく、乗客を放置
できるからだ。


もし、小倉~博多間の振り替え輸送を実施して、その費用を自死した遺族への
賠償に含めても、額が膨れ上がって全額回収はできない。
ならば、自社の損害のみ請求して、できるだけ多く回収した方が良いと・・・


いや~、俺ってどこまでも下衆だな?
でも、そう考えなければ、新下関まで運行した理由が全く説明つかいよね?


新下関から北九州に戻るためには、新下関から1時間に1~2本の山陽本線に
乗って、下関で小倉方面へ乗り換え・・・直通列車は無い!
それでも全列車が下関で小倉方面行きに連絡しているとは限らない。


これが国鉄官僚が経営しているJR体質だ。