それ、おかしいやろ? 一言物申すブログ

一言物申したいことに一言物申すブログです。

意外な動作

今日で熊本地震発生から丸2年
改めまして亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、現在も避難
生活を余儀なくされているなど、被災された皆様へ、お見舞いを申し
上げます。


熊本地震以降も、日本各地で人々の生活に大きな影響を与える地震などの
災害が発生しています。
中には、大分県の耶馬渓で発生した土砂崩れの様に、地震と同様、事前の
察知が困難な災害もあります。


ご家庭ではご自分の身や家族を守るための防災セットを準備しておく事は
大切ですが、職場や学校などの集団生活の場、コンサートや展示会等の
イベント会場で避難が必要になった時に覚えておいた方が良い避難方法
として、両手を水泳の「平泳ぎ」のように動かしながら避難することが
あります。



狭い通路や狭い出入り口を目指して人が殺到すると、人が密集して詰まった状態
になり、身動きが取れなくなります。
人の流動性が無くなるということです。
これは、1m2あたり1.8人を超えると起きる状態だそうです。


ところが、両手を平泳ぎのように動かしながら移動すると、人の密度が下がり
流動性が確保されるため、狭い出入り口でもスムーズに流れが確保できます。


実験で得られたデータによると、同じ条件の下では両手を動かしながら自分の
スペースを確保しながらの避難時間は、狭い出入り口が詰まってしまう状態に比べて
半分以下の時間で全員が退出できています。


これは、だれか一人がやっても意味がないので、各自治体や公民館、自治会、学校
が主体となって広げるべきでしょう。



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