それ、おかしいやろ? 一言物申すブログ

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未だに息づく悪しき慣習

3月2日付け、福岡県警の警部以上の人事異動が発表された。


警察に限った事ではないが、毎年繰り返されるこの悪しき慣習、何とか
ならないか?


当然、定年を迎えて退職する警察官の名前も発表されるが、毎年毎年
「バカか?」と思う。



警察署長の場合、階級は警視正もしくは警視であり、警視長はない
ところが、退職者のコーナーに<警視長>として2つの警察署の
署長の氏名が並んでいる。


これが警察の悪しき慣習の「退職日昇進」だ。


同じ日に退職する刑事部長でさえ、警視長に昇進したのは昨年春の人事
異動で、たった1年の警視長だ。


退職直前まで警視正の階級にあったということは、この2人の署長は所謂
「ノンキャリ」だ。
キャリアならとっくの昔に警視監まで行っている。


現在の制度では、ノンキャリの場合どんなに優秀でも最高階級は警視長
だが、警部にまで昇進できれば大出世といわれるノンキャリ警察官の中では
頑張ったと思う(優秀かどうかは別にして)
しかし、こんな情けない昇進では、ノンキャリの人も仲間として誇れない。
ただ、名誉として「元警視正」より「元警視長」の方が良いというだけだ。


但し、以前はこの退職日昇進には意味があった。
退職金を今までの階級より1つ上の階級で計算するため、大幅に増額され
ていたのだ。


これは、世間からの批判を受けて廃止されたと言うが、1日でも上の階級
を勤めれば、それに応じた給料や退職金は払わなければならず。
実態ははっきりしない。


警視庁や多くの警察本部では、警部までは昇進試験を受けて合格しなければ
ならず、しかも定員が定められているため、空きが無ければ合格者が少なく
なる。
そして、警部から警視以上に昇進しようと思えば、「上からの引き」が重要
となる。
ドラマ「相棒」で杉下右京さんがキャリアであるにも関わらず、ずっと警部
のままなのは、上から嫌われているからだと言われているが、フィクションに
してもあまりに稚拙だ。


警察本部の巡査として採用された地方公務員警察官も、警視正まで昇進すれば
警察庁の地方警務官として国家公務員となる。


この悪しき慣習、いいかげん止めようよ!


そだね~!


因みにキャリアしか就けない「警視監」の職にも、勝ち組と負け組みが
あるんですよ~!



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