それ、おかしいやろ? 一言物申すブログ

一言物申したいことに一言物申すブログです。

問われるボーイングとスバルの責任

佐賀県神埼に墜落し、2人が死亡、1人が怪我をした陸上自衛隊のヘリ
墜落事故で、新たな事実が判明した。


事故前に交換した、いや、これを交換するために整備した部品である
「メイン・ローター・ヘッド」、当初は新品だと発表されていたもの
が、実は中古、正確に言えば修理した「リビルド品」だったというのだ。


中古品というのは、大きな手を加えなくても、簡単な整備・清掃や塗装
のみで再利用出来るものですが、これは一部が磨耗してがたつきが出たため、
メーカーであるボーイングに返送して修理したもの、さらにそれを日本の
ライセンシーであるスバルが確認している。


中古車で言えば、「修復暦なし」と「修復暦あり」の違いだ。


メーカーの整備マニュアルでは、交換時間に達していない中古品を再使用
することは認められていたそうだが、単なる中古品とリビルド品を
混同しているのではないかと思った。


そもそも、飛行時間における交換時期が定められているのなら、多くの
場合は今後もまともに使用できる中古品が出てくることは無いはず。


もう一つ考えられるのは、ボーイングの修理ミス
そこから頭に浮かぶのがJAL123便の墜落事故だ。
もし、修理ミスが原因であれば、ボーイングは同じ過ちを繰り返した
ことになる。



そして、日本側のスバルの責任
ライセンシーとして正しい検査が出来ていたのかどうか?
検査と言えば、車の不正な完成検査が蘇る。



なんだか両社の体質が今回の事故の遠因にあるような気がしてならない。


そして、自衛隊はメーカーよりも部品の交換、管理規程を厳しくする
ことで、安全へのハードルを上げなければならない。
メーカーが認めている中古部品の再使用を、日本独自の規準でそれを
禁止する事が再発防止策に盛り込まれるべきだ。


新しく購入する部品が増えて、ドナルドも喜ぶことだろう。


あ!その前に防衛装備品の未精算額1000億円を早く返せよ!
貿易赤字云々言う前にさ!