しっかりしろ!
昨日、アメリカのドナルドの映像がニュースでたくさん放送されていた。
わが国の総理大臣閣下が、アメリカからたくさんの武器を買うという話を
した件だ。
昔の防衛装備品は、アメリカ政府との直接取引ではなく、大手総合商社を
通していた。
それはそれで問題をはらんでいたのだろうが、今はアメリカ政府との直接
取引となっている。
ある関係者の話では、価格は米側に決定権があり、当初の見積りよりも
上がる事もしばしばだとか?
イージス・アショアは、当初1基800億円と言われていたのに、いつの
間にか1,000億円!
しかも前払い!
ドナルドは主に工業製品を対象に、日米の貿易不均衡を訴えている。
日本のメーカーが現地でどれだけのアメリカ人の雇用を作り出しているか
などまったく気にせずに、アメリカ人が日本ブランドの工業製品を使って
いるのが気に入らないらしい。
フェアな貿易を訴えるドナルド、しかし、この条件はフェアと言えるだろうか?
少なくとも、見積りを提出した後から価格を上げるという行為は、世界中の
商習慣から見ても非常識だと思う。
本当にフェアな貿易を望むなら、他国が信頼する品質の製品を作ることから
始めなければ先へは進まないし、この様な物の売り方こそ改善する方向に
動く筈だ。
一方の日本も、こんなにアメリカに余計な金払うなら、自国で開発すれば
良い!という動きにならないものか?
いや、ミサイル防衛システムは一から開発すると2,000億円では
済まないし、時間もかかるし、アメリカのシステムとの連携云々の話も
あるだろう。
しかし、無人偵察機は北朝鮮や中国すら作って飛ばしている。
日本の独自開発でもっと良いものが安価に出来る可能性もある。
F-2戦闘機のような、アメリカの横槍が入らなければだが・・・
その覚悟が政府にはないだろうな?
更に、ここのところ頻発している、神戸製鋼や三菱マテリアル、東レ等の
素材メーカーの不祥事も日本のものづくりに影を落としている。
一昨日名古屋駅で運行を休止した、のぞみ34号の台車に関する重大インシデント
も、裏側にメーカーの不正が隠れていなければ良いと思う。
危うく今まで新幹線が長い時間をかけて築いてきた信頼を失うところだった。
こんなニュースでも中国から見れば「ざまぁ!」だろう。
いずれにしても、航空機の場合はこのような重大インシデントが発生した場合、
その調査結果は報道機関を通じて発表される。
少し時間はかかるだろうが、確実な調査をして欲しい。
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