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今日、6日の広島に続き、長崎も74回目の原爆の日を迎えた。原爆投下の午前11時2分
に、犠牲者の御霊へ黙とうを捧げたい。その昔、福岡県内の小学校の修学旅行と言え
ば、行先は長崎だった。目的は勿論「平和教育」だ。爆心地や平和記念像、原爆資料
館だけではなく、途中に針尾の無線塔まである。
10年以上前だが、車の部品を仕入れに来ているスリランカ人が、休みの日に長崎に行き
たいと言うので案内したことがある。観光地を巡り、美味しい物を食べる観光旅行では
ないのだろう、彼は朝から楽しそうな雰囲気ではなかった。体調が悪いのか尋ねたが、
そうではないと言った。
途中で針尾無線塔が見え、「あれは何か？」と訊かれたので説明すると、やはり思う
ところが有った様だ。続いて長崎市内に入り、爆心地と平和祈念像では、右手と左手
の意味を説明したが、そこでも無言・・・途中で食事をして、原爆資料館へ行くと、
もう、大浦天主堂やグラバー園等の観光施設でも楽しい雰囲気ではなくなっていた。
今日、また安倍晋三がしたり顔で挨拶する事だろう。6日にも書いたが、核兵器禁止条
約に署名も批准もしない被爆国の総理大臣が、核兵器廃絶を強く望む被爆地の人の前に
出てきて、核兵器廃絶を叫んでもゼスチャーだけだ。それに比べて、特に原爆資料館を
出た後に無言になったスリランカの彼の方が余程説得力がある。
また、広島の平和記念式典に参列していた埼玉県幸手市長が、広島市内の飲食店の女性
従業員を殴って逮捕された。広島の平和祈念式典は朝8時から始まるため、それに参列す
るなら5日から市内に宿泊していたのであろうが、式典が終わればその日のうちに埼玉へ
帰れる時間だ。
どんな理由か知らないが、6日も広島に宿泊してその夜に事件を起こして現行犯逮捕され
る？そもそも中学生を引率している中での不祥事は呆れるばかりだ。どこかの地方公務員
の様に、無理やり理由をこじつけて、自分が楽しむための出張ではないか？その証拠に、
中学生が参加した灯篭流しを放置し、市職員と共に夜の街に出ている。
平和祈念式典をこんな事に使う奴らが、参列者の中にいるかもしれないと思いながら、
犠牲者へのご冥福と核兵器廃絶、平和を祈る日本は、やはりどこかおかしくないか？
2019年10月は幸手市長選挙があるぞ！
