それ、おかしいやろ? 一言物申すブログ

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遭遇したDQN

昨日の投稿が、ある意味DQN話だったので、ついでにバスで遭遇した
DQNネタをもう一つ


私は、通常の場合は電車→N社バスを利用して通勤していました。
しかし、自宅から最寄り駅まで徒歩12分、出張で重い荷物を持って
いたりすると億劫になって、そんな日は時々別ルートのS社バスを利用していました。
それだと、自宅最寄のバス停まで徒歩3分弱、乗り換えナシで会社まで行けました。
また、出張帰りには、逆パターンもありました。


そして、小学校の頃、自宅から学校まで3km離れていた自分をはじめ、近所の
子供たち10人ほどは、6年間S社のバスで通学していましたので、必然的に
多くの運転士さんと顔見知りになっていました。
これで、かなり田舎に住んでいたことがお分かりになると思いますが、今は
引っ越して便利になっています。


ある3泊の出張帰りの夜、持っている荷物は15kgあって、これを持って駅から
歩く気がせずに、バスセンターからS社のバスで帰ることにしました。
乗り場に到着したバスの運転士さんは、小学校時代に仲が良かった運転士さん
でした。


まだ、携帯電話もない時代に、バスの終点に近いところに在った私の家を早朝
に訪ねてきて、「バスが故障したので電話を貸してください」とか、真冬に家の前に
バスを停めて玄関まで来て、「アルミ箔下さい」ということもあった運転士さんです。
空調系のヒューズが飛んで、暖房が使えなくなった時のことです。
なので、当然お互いに名前も知っています。


そんな運転士さんと久しぶりの再会でしたが、席はドア側の前から2番目に
陣取りましたが、運転の邪魔をするつもりはありません。


そして、始発から次のバス停に停車すると、見るからに「風呂入ってんの?」
と言いたくなる風貌の母親と、3歳くらいの子供が見えました。
ドアが開いて、その母子が乗車しようとステップに足をかけたところ、運転士さんが
「あなた、乗っちゃダメよ!」と乗車拒否
母親は子供の手をつないで呆然としたまま動こうとしません。
再度、運転士さんは「降りてください!」それでも無言でじっとしている親子


「あなた、お金持ってないから、乗れません!、バスが遅れるので早く降りて
下さい」と運転士さん


そこで、チョッと伸びをして前を見た私と目が合った母親がやった事

(このバスは貸切車から乗合車に転用してあるので、シートが観光用で、
背もたれが高い)
丁度、こんなやつ



母「あっ!〇〇君!!」
私「?????」
運「?????」
母 ごめん!バス代貸して!
私「は?」
運「え?この人は〇〇って名前じゃないよ!」
母「違う!こいつは幼馴染の〇〇!」
運「違うから!早く降りて!」
母「〇〇に借りて払えばいいんでしょ!?」
運「だから〇〇さんじゃないって!」


この間バスは停車したまま、バス停で他のバスを待っている皆さん
が、だんだん遠巻きになるのが窓から見えていました。


私「運転士さん!俺、ここで降りるわ!」
運「あ?なんで?」
私 頭を指差しながら、「気の毒な人みたいなので、ここで降りて
  警察に引き渡す!詐欺未遂で!」


途端に子供の手を引いて脱兎のごとく逃走する基地母・・・


バスを発車させて、次の信号で手で、空いている自分の後ろの席に
来いとサインを受けたので、席を移動し、マイクを切って今までの
経緯を話してくれました。
因みにこのバス、近郊路線ですが、急行のため停まらないバス停が
多く、多少の渋滞もしていたので事情を聞くには充分な時間が
取れました。


その運転士さんだけで、無賃乗車を2回やられており、もちろん他にも
被害に遭った運転士さんは数名いるのですが、会社では名前が分からないため、
特徴と、運転士さんが覚えている範囲の顔で乗車拒否対象者となっていたそうで、
どの運転士さんも夜しか遭遇した事ないので、こちらに来る時はどうやって
来ているのか分からないとのこと。


また、他の運転士さんも、今まで降ろしたバス停は同じなので、その近所に
住んでいるのではないか?との事だったが、そのバス停は私の自宅から5km以上
先だった・・・何が「幼馴染」なのか?


因みに、私が乗車していた区間の運賃は、当時片道510円だったので、
その母親の場合、被害額はもっと高くなっていたことは間違いない。


それにしても、子供が可愛そうで気分が晴れなかったな