それ、おかしいやろ? 一言物申すブログ

一言物申したいことに一言物申すブログです。

あれから11年

福岡市 海の中道大橋での飲酒追突事故から今日で11年と
なりました。
改めまして亡くなられた3人のお子様のご冥福をお祈りいたします。


                         合掌



この事件が起きるまで、正直に言いまして自分も酒気帯びで
運転していた事が時々ありました。
自分の感覚では、酩酊状態になるまでの飲酒をしたことはなく、
はっきりした意識の下で運転していたつもりです。


しかし、この事件の後、車を運転する12時間前からは、一切
お酒を飲まなくなりました。
殆ど毎日、仕事で車を運転していましたので、本当に飲むのは
金曜日か土曜日だけ、月曜からの仕事に備えて、日曜日も禁酒
の生活を未だに続けています。


そして、その後も同じ県内において、高校生が飲酒運転の車に
はねられて、死亡する事故が起きました。
その高校生が可愛がっていたメスの柴犬は、お仏壇の前に
座り込むそうです。
そして、飲酒運転撲滅のコマーシャルで、ドライバーに呼びかけて
います。


その前には、1999年11月に、親子4人が乗った乗用車が、
東名高速東京インター付近で、飲酒運転のトラックに追突され、
幼い姉妹が焼死するという事件も発生しています。


どちらの事故でも、両親は車から脱出する事が出来ましたが、
幼い子供たちが犠牲になっています。


福岡の事故では、お母さんが子供たちを助けるべく、何度も暗い
海に潜水しています。
東京の事故では、生きたまま焼かれていく娘の「あちゅい」という
声を母親が聞いています。
犠牲者の気持ちも、両親の気持ちも痛みも、想像することさへ酷な事件
でした。


そんな中、一昨年以降の飲酒運転の検挙者も、発生事故数も、
そして、犠牲者も増加傾向にあることが残念です。


これは風化させて良いことではありません。


ハンドルを握る皆さん、犠牲者とその両親、親族に起こった事実を
自分のことに置き換えてみてください。


自分が暗い海面に叩きつけられ、沈み、息ができない、恐い!死ぬ!
閉じ込められた車の中で、なす術なく泣き叫ぶ両親の前で、耐え難い
熱さの炎で焼かれていく・・・


それでもお酒を飲んで運転できますか?