それ、おかしいやろ? 一言物申すブログ

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ふと思ったが・・・

今日、オウム真理教幹部の元死刑囚6人の死刑が執行された。
これで一連の事件で死刑が確定していた13人全ての刑の執行が完了した。



前回、7月6日の7名の執行が報道された後、報道各社はほぼ1日中この話題を
特集する状態だった。
その中で、あるコメンテーターの一言は、「上川法相には今後、大臣や議員を
退任しても警護が付くことになる」と言ったものだった。


確かに、オウムの残党と言われる危険を孕んだ団体が3つも存在し、今も非常識
な活動を行っている事を考慮すればそれも必要かも知れない。


しかし、オウム関連で何かある度にマスコミにインタヴューを求められ、顔も
実名も晒してそれに応えてきた、地下鉄サリン事件で亡くなられた駅員の奥様
や、松本サリン事件で当初犯人とされてしまった方の身の安全は確保されて
いるのか?


オウムの残党の思考は、一般の我々では計り知れない。
報道される度に画面に顔を出し、奴等にとっては不愉快であろうコメントを
出す皆さんを、快く受け止めている筈がない。
そして、それをどんな手段を用いても排除する連中だ。


恐らく、政府が警察に依頼して、オウムの残党対策としてこれらの方を警護
するとは考えにくい。
ならば、警護の責任は誰に在るのか?
毎回テレビの前に引っ張り出し、顔と名前を晒して有名人に仕立て上げた
マスコミではないのか?


万が一を考えるのが危機管理