それ、おかしいやろ? 一言物申すブログ

一言物申したいことに一言物申すブログです。

敢えて言わせて頂きます。

週末です。


テレビ各局では、1週間のまとめのワイドショーを放送していますが、やはり
大雨に関する話題が多くなっています。


その中で「赤坂自民亭」については圧倒的に批判の声が多くなっており、参加
していた議員からは「こんな事態になるとは思わなかった」と、災害の規模が
予想外であったという趣旨の発言が出ており、赤坂自民亭に参加したという
行動とともに、国会議員の危機管理のあり方についても批判に拍車がかかって
いるようです。



しかし、考えてみてください。


皆さんは赤坂自民亭に参加し、楽しく飲み食いしていた議員を100%批判
できますか?


厳しい口調で批判していた人、あなたは防災セットなどの避難の準備ができて
いますか?


大雨特別警報が発令されると、避難勧告や避難指示が出ていなくても避難行動
を執りますか?


今回、無事救助された皆さんは、あの大雨の最中、「自分は大丈夫」「ここは
大丈夫」だと思っていませんでしたか?


敢えて言わせて頂きますが、今回の豪雨で亡くなられた方々の中に、赤坂自民亭
の参加者のように「こんな事になるとは思わなかった」という人が何%いるでしょうか?


岡山県の堤防決壊現場でさえ、50年以上前から堤防決壊の可能性が指摘されて
おり、河川の付け替え工事が予算や諸々の事情で先送りされていたことが分り
ました。
それでも、たくさんの方が命を落とされました。


一人暮らしの高齢者の方も、気象庁からの情報で早めに避難していたら・・・
亡くなる方はもっと少なかったのではありませんか?


確かに、国を動かす立場にあるものとして、赤坂自民亭は非常に軽率な行動
だと思います。
しかし、こんな時に国は何もしてくれない事が皆さんも改めて分かったと思います。


国は災害が起きた後にしか動きません。
災害直後に現地に来て、話を聞くパフォーマンスをします。
思い出してください。
砂防ダムの建設などの防災事業ですら、災害が発生した後の行動です。
目の前に迫った災害には、大雨のように災害発生が予想できていても、何も手を打ち
ません。


気象庁が発表した情報に基づき、NHKのアナウンサーが緊急性を滲ませた口調で
お約束の言葉を繰り返し伝えるだけです。


本当に自分の身は「こんな事になること」を前提に自分で守らなければなりません。