それ、おかしいやろ? 一言物申すブログ

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いちゃもん

今回の水害で、福岡県久留米市でも筑後川水系の河川が氾濫し、
浸水した家屋が出ました。


そこで、「?」と思う声が上がっています。


河川管理者が、水門を閉めたから浸水した!


WHY?



この図は排水機場の概略図としてはチョッと「アレ」ですが、説明用としては
まあ使えます。


大雨が降った際に、本川(最上川)の水位が上がると、水が支川を逆流して
支川の水位も上昇します。
そのため、支川から本線のゲートを閉めて本川の水の流入を防ぎ、支川側の水
はポンプで本川へ強制的に排水します。


今回は支川のゲートを閉めたために、支川の水が本川に合流する事ができず、
支川が氾濫したというものです。


はっきり言います。
これは「言いがかり」以外のなにものでもありません。


ゲートを閉めていなければ、本川からの水の逆流で、もっと大きな被害が
出ていたと思われます。


ただ、ここ数年の極端な豪雨に、昔設計されたポンプの能力が追いついていない
だけです。


現在口径1000mmのポンプが設置されている排水機場なら、現在の豪雨に対応
するためには口径1350mm~1500mmのポンプが必要となっているようです。


うーん・・・ポンプメーカーの株、上がるかもね?