また、陸上自衛隊のせい?
陸上自衛隊のイラク派遣時の日報が問題になっているが、最新の報道で、
昨年3月27日に発見していたが、それを当時の稲田防衛大臣に報告して
いなかったとのことで、小野寺防衛大臣の会見を見ていると、陸上自衛隊
に全責任があるかのように受け取られる。
しかも、出てきたところが、南スーダン派遣の日報問題の際に捜索した、外付けHDDで、
それは、イラク派遣時の資料を求められた際には探していなかったということだ。
ここで、2つの大きな問題が明らかになる。
一つは、書類の管理規定がどうなっているのか?という問題。
イラク派遣の資料を探している際には、想定外で捜索の対象では無かったが、南スーダン
派遣の日報を捜索する際には、想定外の書類が想定外の場所から出てきたという事実
作成した書類は、どこにどの様なルールで収めるのか、確立していないのか?
民間企業以下の管理体制だな?
二つ目は、シビリアンコントロールが効いていないということ。
以前探していたものが発見されたなら、直ぐに担当の次官や副大臣を経由して、大臣に
報告されるのが当然だが、それが無視されたということ。
これは、戦闘可能な武器を持つ国内最強の組織が、民意によって選ばれた政治家からの
コントロールを離れ、独自の動きをしたということになる。
危険だ。
小野寺防衛大臣は、会見で下らない所見を述べるより、原因究明と対策を確実に行い、
国民報告する義務がある。
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