被害拡大の方向
晴れ着の「はれのひ」問題が拡大しそうだ。
直接被害に遭われたのは、成人の日に自分の晴れ着を着ることができなかった
新成人の皆さんと、払ったお金を持ち逃げされた形のご家族の方、着付け会場の
使用料が未払いのホテル、卸した商品の代金が未回収の販売店、成人の日に
急遽対応に当たった心ある皆さんと、現在でも多くの方がいる。
更に今朝のニュースでは、ここ2ヶ月程、着物や和装小物等のメルカリへの出品が
急激に増加したとの事。
はれのひのニュースが報道されてから、メルカリではこれらの出品を非表示と
したらしが、この間に購入した方がいれば、その方たちも被害者となる
可能性がある。
盗られた着物を売られた人たちは、テルミクラブのように払った代金が返還され
ない上に、品物である着物は勝手に転売されて手元に届かない。
メルカリで買った方は、最悪代金を払っても品物が届かない可能性も考えられる。
あるデパートの催事に出展していて、食事に出かけた際に高価な商品の万引き
被害にあった方は、被害を受けて数ヶ月はネットオークションを注視していた
そうだ。
消費者側はネットショッピングやオークションを利用する際、その商品にどんな
背景があるのか知りがたい面がある。
下手すれば盗品を掴まされる可能性がある。
その場合は買った商品も盗品等関与罪の証拠品として押収されるだろう。
それを防ぐ為には出品者への質問ができる仕組みがあれば、特に高額商品や希少な
商品については質問をするのも有効だろうが、決定的ではない。
それにしても、自分が注文した晴れ着や、着付のために預けていた母親の着物が
ネット通販に出品されていたりするのを見たすると、そのショックは計り知れない。
警察はメルカリの出品者を特定し、早急に関係の有り無しを調べて欲しい。
ネットの世界では、あの日本航空でさえ大金を騙し取られる時代だ。
一個人として何ができるかを考えなければならない。
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