それ、おかしいやろ? 一言物申すブログ

一言物申したいことに一言物申すブログです。

漏洩か!

JR東海のリニア中央新幹線に関する工事で、疑惑が生じている
大林組を初めとするゼネコン。



やはり予定価格が漏れていたんだ!


予定価格が漏れるとどうなるか?
3つのパターンがある。


1.落札率が100%に近い金額になる。
2.落札率が低入札調査価格に近くなる。
3.落札率が低入札調査価格を下回る。


1の場合、競争が成り立っていない談合が多く、酷い場合100%という
数字が福岡県飯塚市で成り立っていた。
しかし、発注者側の積算規準が無茶苦茶なため、落札業者が不当な利益を
得ているかと言えば、一概には言えない面がある。


その辺りについては、機会があれば書いてみたい。


2と3の場合、事前に予定価格が公表されていれば複数の応札者が調査
価格に近い数字で応札してくるが、1社だけだとそこだけに漏れていた
ことが考えられるが、一応無理やりな競争原理は働いている。


3になると、落札者はその価格でも利益を確保できる事を、購入資材や
工事費等の詳細な内訳を提出して証明しなければならない。
その手間と時間は莫大な労力となる。


元請け会社が利益を出さなければ税金を得る事ができないばかりか、
資機材の購入先、下請けの工事業者に不当に安い価格で発注していないか、
また、納品されるべき商品の品質が、発注者の要求を満たすものであるか
検討が必要だからだ。


例えば、全て中国製の資機材を使用し、外国からの不法入国者を安く
働かせるなどの行為は認められない。


昔は「最低制限価格」と言って、発注者によって異なるが、役所が積算
した予定価格の75~80%の価格を割ると、無条件に失格となっていた。


何れにしても、この国で「マトモな入札」と言うのは、殆んど無いと
思って間違いない。