それ、おかしいやろ? 一言物申すブログ

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危機一髪

昨日、ダムの水を放流する際、事前に通知しなかったために、
下流にいた親子が流されると言う事故が発生した。
幸い救助されたとのことだが、これは死亡事故にならない方が
不思議な事故だった。


ダムのほとんどは、国や県で建設、管理されており、民間の
ダムは数少ない。


国や県は発注者として施工業者を監督する際は、些細なことでも
煩いが、それは唯一、監督を受ける立場となる会計検査で自分の
身を守るためであり、それ以外の時はいい加減であることが
よく分る。


実際に発注者となる役所側には、施工業者並みの専門知識や
経験を持つ技術者はおらず、役所の指導内容は抽象的なこと
ばかりだと言うのが実情だ。


公共工事は、設計業務委託を落札した、コンサルタントと言われる
会社が設計し、その成果品に基づいて役所が施工業者に発注する。
つまり、発注者には設計能力がないうえ、コンサルタント会社も、
裏では施工業者に相談したり、設計をタダで丸投げしており、
物件が発注になった際に、その設計協力した際の計算書や図面などの
資料の有無で落札業者を決めていた。
これが談合の実態の一部である。


施工業者は、表で役所に営業活動し、裏でコンサルタント業者に営業
活動し、コンサルタントは下請けメーカーを役所に相談して了解を得る。
こうなると官製談合となる。


その施工業者は、実際の現場では本当に安全には充分に注意し、
事故予防に最新の注意を払って作業をしている。
例えば、人が2人で移動できるレベルの重量物の蓋などを数十センチ
動かすだけでも、持ち上げる際の姿勢に注意し、左右のどちらへ仮置き
するのか、その場で打ち合わせて決める。


役所はほとんど専門の技術者がいないため、現場の安全などに無関与!
素人の集団なら素人の集団らしく、数少ない専門職がダム放流前の
マニュアルを作成しておくべきだろう。


その上で、役所の職員も〇〇施工管理技師の資格取得を義務付ける
べきだと思う。


一番性質が悪い発注者側の人間は、生半可な知識を振りかざして
難癖をつけてくる輩だ
今回の事故も、生半可な仕事の結果だ。